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LOVE【3D】のsonozyのレビュー・感想・評価

LOVE【3D】(2015年製作の映画)
3.0
ギャスパー・ノエの問題作。
どうせならと、ぼかしのない海外版を見ましたが、冒頭からいきなりですね。はい、すべてのシーンが本番です。
これが3Dで公開されたわけですか...
映画館で3Dグラスかけて、隣にオッサンor女性がいたりする席で観たくないなぁ。笑;

これを「LOVE」というタイトルで挑発する?あたりはさすがギャスパー・ノエ・・・
主人公のマーフィーとエレクトラの関係がLOVE(愛)なのかEROS(性愛)なのか分かりませんが。。(分ける意味もないですけど。笑)

映画学校に通うマーフィー(カール・グルスマン)と、美術学校に通うエレクトラ(アオミ・ムヤック)が公園で出会い恋に落ちる。
学生と言っても、制作活動もアルバイトもしている気配はなく、ほぼSEXしてます。笑;
そんな中、隣に越して来た17歳!(という設定)のオミ(クララ・クリスティン)と3P(言い出したのはエレクトラ)で盛り上がる。
で、その後、エレクトラが不在の時、マーフィーとオミの部屋で…
で、オミが妊娠&出産。それを機に、去ってしまったエレクトラへの想いに苦悩するマーフィーの物語。

「ペニスに脳はない。その目的は1つだけ。fuck(sex)だ。
俺はペニス以下だ。俺の取り柄は一つ。fuck(fucking things up. 失敗/台無しにする)すること。」
的なマーフィーのモノローグのシーンがありますが、下半身のコントロールが利かない(要は元気過ぎる。笑)、且つ、自分の行いは棚の上げてエレクトラに嫉妬&彼女の過去の相手に暴力振るうしょーもない男です。

男と女の関係をそのまま見せて何が悪い?AVの世界だけに閉じ込めてる(隠れてこそこそ見る)方がおかしいだろ?
・・的な監督の思いを想像して3点に。
でも、やっぱり丸出しすりゃいいってものでもないんだよなぁ。。
と、改めて感じた作品でした。笑;
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