LOVE【3D】の作品情報・感想・評価・動画配信

「LOVE【3D】」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

嫉妬は続くよどこまでも。

あんあん〔雑誌じゃあねえよ〕やってるのがほとんど。
アメリカ人の男の顔が好みじゃあ無さすぎて、あんあんやられても困った。
そいつが、やらかしてまう。好きすぎたフランス人の彼女が3P〔ジャケで舌が3つ見えるでしょ〕したいというもんで、1回誘って3Pヤッた隣人の女との間に、別の機会を設け、うっかりしっかりできてもうた子どもを抱え、仕方なしに結婚。元カノに未練ガーガーだが、元カノには裏切りをゆるしてもらえず、崩壊した頭を抱える自業自得なかわいそうなお話でやんす。
顔はもちろん、いくら考えても、やはりタイプではない。

この2人の喧嘩も下品で呆れる。
フランス人の彼女、美人で普段は穏やかだが、キレると罵りようが汚くひどい。ぎゃあぎゃあまるでブタみたい。きょええぇ〜やめてけれ〜

ギャスパーノエにしては、まだ意味がわかる作品。ありがとさん、ギャスパーノエ。

大して面白くありませんので、忙しい方は観なくて大丈夫です。
暇すぎて首を吊りそうなときにでも観るとよいのではないかと思います。

このレビューはネタバレを含みます

宮澤賢治の「小岩井農場」という詩の中にこんな一節があります。

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この不可思議な心象宙宇のなかで、もしも正しいねがいに燃えてじぶんとひとと万象といっしょに至上福祉にいたろうとする

それをある宗教情操とするならば、そのねがいから砕けまたは疲れ、じぶんとそれからたったもひとつのたましいと、完全そして永久にどこまでもいっしょに行こうとする

この変態を恋愛という

そしてどこまでもその方向では、決して求め得られないその恋愛の本質的な部分をむりにもごまかし求め得ようとする

この傾向を性欲という…

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言葉が難し過ぎて、正直、詩の内容も正確には理解できませんが、僕は、

「この不思議な世の中で、同じ価値観を持つ人と巡り合い、互いに求め、同じ苦楽を分かち合おうとする。どんなに困難が起ころうとも、二つの魂は同じ方向へ進み、どうしても埋めることの出来ない男女の溝の部分は、体と体を合わせて、それを埋めようとする。それが極めて純粋な恋愛となるのである」

と言っているのだと、勝手に解釈しています。

今作は、この詩の解釈を愚直に表すような激しい"性"の描写が盛りだくさん。ファーストカットから裸の男女が互いの性器を撫で合うシーン。ど頭からかなりインパクトのあるカットから始まりますが、これも愛を描くための演出なのだと後に分かってきます。愛は全てをさらけ出し、全てを剥き出しにして求め合うものだからです。

マーフィーは、エレクトラという愛する女性がいながら、他の女性を身籠もらせ、その女性と結婚します。

この物語は、エレクトラとの愛を無くした事を悔み、エレクトラとの思い出の中で、二人の愛を辿るマーフィーの回想録。

男は過去から愛を探し、
女は未来に愛を求めます。

男女が求める"愛"は同じはずなのに、それに向かうベクトルは違う方向を向いているかのようです。でもまた、この反発し合うベクトルを繋げるのも、体と体で結び合うしかありません。

これは一つの考察ですが、エレクトラの元カレ役として、ギャスパー・ノエ監督が"ノエ"という役で自ら出演しています。そして別に、マーフィーの息子の名前を"ギャスパー"と名付けています。

二つ合わせてギャスパー・ノエ。監督が自分の名前を使った、遊び心たっぷりな演出だと思いますが、元カレを"過去"、授かった子供を"未来"と見れば、この名前の演出も単なる遊び心でなく、男女の愛の向き合い方を表してあるようにも思います。男は女性の過去を気にするものですから…

僕がこの作品を観たきっかけは、昨年ギャスパー・ノエ監督の「climax」を初めて観て、彼の作品に興味を抱いたからです。

いきなり冒頭でのclimaxダンスシーンから、全員でLSD入りのサングリアを飲んだのをきっかけに、ただただ人間の本性を剥き出しにして、22人のダンサーたちが一人一人鮮烈に堕ちていく様を描いた、センセーショナルな作品でした。

一つのテーマとして、人は無垢のまま生まれた赤子から、緩やかに汚れながら"死"へと堕ちていくものだ。と言っているような作品でもありました。

無垢から汚れへ…

今作もそんなテーマを強く感じました。しかし今回はその逆。汚れから無垢へ。愛を無くした現在から、記憶を遡ることで出会った時のピュアな愛に辿り着きます。

それを踏まえると、やはり赤ん坊はピュアの象徴であり、この物語が一月一日から始まるのも、新年という一年の真新しさを表しているのだと思います。

一貫して、生まれた途端は無垢のままだが、時間が経つほどに無垢は汚れて行くものだ。と言いだけなノエ監督。愛も同じで、芽生え始めが極めて純粋な"愛"だと言っているようです。

愛着から嫉妬へ移り変わるように、いずれ愛の形も変わっていきます。時間と共に心に澱が溜まり、愛を濁らせます。愛を試すために愛を裏切り、性欲に溺れ、ドラッグに溺れ、自ら愛に溺れていきます。

しかし、人は誰かれドラッグをするわけでもありません。あんな性癖を持つ人ばかりではありません。できれば無垢なままの自分でいたいと多くの人は願うはずです。多くの人は愛はもっと強いものだと信じていると思うのです。

僕はそういう人の物語が知りたいです。
強くて美しい愛の物語を僕は教えてほしいのです。

人間の素の部分をさらけ出し、内臓を素手で掴み取るような愛の表現はノエ監督らしく、映像も音楽もセンスがあって好きな作品なのですが、それこそ"愛"へのベクトルが僕と違うような…

僕は愛にそこまで理想や純化を求めませんが、それでも"愛"はノエ監督が言うように劣化するようなものではなく、もっと強く、ポジティブであってほしいものだと、今作を観てつくづく思わされた次第です。
とみー

とみーの感想・評価

2.8
エロよりも 人間って面倒くさいなって思ってしまう。
それと エロを難しくしすぎて エロくなかったかな❗
黙ってAV観て❗
M65
Maggot Brain
Before The Beginning
DVDでの鑑賞だったので、残念ながら2Dでボカシありの状態でしたが、勃起や射精のシーンが3D用に奥行きつけて撮られており、爆笑した。話としては浮気男の身勝手な言い分が気になってしまい、あまり共感は出来なかったけど、SEXやドラッグのタブーに切り込んで行くチャレンジングな姿勢は力強く、観ていて気持ちいい。もっとたくさん撮って欲しい監督のひとりです。
GENOKEN

GENOKENの感想・評価

3.4
エロというジャンルにまで3Dの波が押し寄せたのかと感無量。しかし日本の規制で仕方ないかもしれないが監督が熱望した必要性や効果がさほど感じられず。3Pのシーンはエモーショナルなギターサウンドで展開し芸術の域の美しさ。
いきなりボカシでゲンナリした。芸術への冒涜だぜ、わかってんの?
ベアー

ベアーの感想・評価

3.8
・過去を精算して。私は未来の面倒を見るわ
・子供の名前がギャスパー、元カノ(エレクトラ)の元カレの名前がノエ。合わせてギャスパーノエ。未来と過去?
・部屋にエンターザボイドのホテルの模型がある。前作では看板が「ENTER」だったが、本作では「LOVE」
・映画は本質を表現しなきゃダメだ
・愛とは、離れたくない場所
・血と精液と涙がテーマの映画を撮りたい。生命の本質だろ。
・感傷的な性を描写した映画を撮りたい。そういう映画が無い。
・人生最高のものは?愛、その次はセックス。愛のあるセックスがなによりも勝る

取り敢えず気になった箇所を羅列してみた。
映画の中で既に色々と語られていたと思う。
と言うか、主人公がそれをそのまま語ってる。

確かにこれ以上ないくらいにセックス三昧な映画だが、ギャスパーノエは彼なりに至高の映画表現を突き詰めた結果だということはよく分かる。
なんつーか。
ほぼ皆さんが仰ってる通り、
ほぼ映画の半分以上は他人のセックスを見てるだけ。
フェ○チオ、青姦、手コキ、3P、乱行パーティ、終いには○○との3Pまで。

今の若い連中と付き合ってるとセックスについての感覚というか、捉え方というか、が本当に「会って二人きりになったらとりあえずお試し」ぐらいの勢いで皆やってる割には、その性生活みたいなのを表沙汰にされるのを非常に毛嫌う訳の分からない感覚が理解出来ないので、そういうフルボッキエレクトロ状態の若かりし本能と感情の混沌の理由を大ぴろげにして人間特有の思考と性欲の分担を「愛」という「言葉無き同意」の下らなさをもってまざまざと見せ付ける、ツー意味では、日本における愛の素晴らしさだけを描いて手軽な感動で涙して喜んでる20代が失恋してどうしようもなく落ち込んでる時とかに見る映画としての役割として機能してる映画なのかなーとか思いつつも、個人的には早送りして見て丁度いい加減な映画だった。
ぐらい。

同監督の傑作エンターザボイドに出てきたラブホの模型が主人公の部屋に飾ってあるのがアフターザエンターザボイド的でありつつ、相変わらずニヒルにほくそ笑んでるギャスパーノエが見え隠れする。

新年一発目。
これでクライマックス観れる。
小山

小山の感想・評価

2.0
むかし、カルネとカノンを立て続けに観たときも思った気がするけれど、ギャスパー・ノエ作品は理屈よりも漠然と好きだなーって気持ちが先立ちます。そしてそれは、熱中するというより適切な距離がある状態で。

使用されている音楽も良かった。
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