無愛想で寡黙で少し粗暴な感じ、一匹狼で謎めいた男が姫を守る。しかもイケメン。
最初は男を信頼していなかった姫も、任務とはいえ何度も身を挺して守ってくれる彼に特別な感情を抱いていく…
もうこれだけで、ごちそうさまでーす♥って感じの設定なうえ、私の好きなもののけ現る系の時代物。
設定が凄く好みなだけに、いろいろと残念に感じる作品でした。
まず1番ダメな効果音とセリフの音量が合ってないやつ。
緊迫シーンや戦うシーンに合わせるとセリフが聞こえないから、観ながらずっと音量調整してました。
あと、暗くて見づらいのも残念。
もののけはやらたと現代っぽいというかSFっぽいビジュアルで、襲ってくるタイミングや攻撃法や攻撃力に一貫性もなさそう。素早い奴らなのかと思えばノロノロしてなかなか襲ってこなかったりよく分からない。
求む、もう少し趣のあるビジュアルのもののけ。
害を与えようとしているというよりは居場所に侵入されたら襲って、やっぱりここでは居心地が悪いからまた別の場所を求めて移動していく。エイリアンのような存在なのかなぁ、と伝蔵(ディーン)がもののけのことを渡り鳥のようっていう表現をした時に妙に納得出来たというか、最終的に言いたいところがどこかっていうのが分かって腑に落ちました。
ディーンさんはとても魅力的に撮られているのでファンは絶対見た方がいい作品。
設定·主題★★★★
物語·脚本★★★
映像·演出★★
配役·演技★★★
音楽 ★★