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ファンキーランドのaのネタバレレビュー・内容・結末

ファンキーランド(2012年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

あっちにもこっちにもイーライがひたすら全力で頑張り続ける1時間。
才能があっても、好きなことのためには一度でも楽しちゃいけないぞって台詞すごくわかった。楽することって、ドラッグと同じくらい怖いよね。
それにしてもイーライ、なんて立派に育ったの!本当に素晴らしいよ!遺伝子がそうなってるとか、楽するなとか、呪いの言葉かけられてたけどきっとこういう人なら大丈夫だね。

母親を見送った後、ポンコツ車が動かないならもう走っていくからいい!っていう後ろ姿のシーンが、ろくに休まず走り続けた1時間(もしくは、家族トラブル抱えながらもピアノの天才でスペイン語ペラペラで詩的センスがあって、酒には飲まれるけど自己管理能力高そうなところから想像するこれまで)を超要約した感じがして好きだった。

本気でやりたいことには障害しかなくてもさじ投げず向き合って、このくらい本気で突っ走らなきゃ、だらだらやっても面白くないよ。と思わせてくれる映画。

初めの方は全然思い通りにいかない展開にヤキモキしたけど、あの展開にそう思えたからこそ伝わるものがある映画だった。自分も同じくらいネジ外れてたら、いいねウケるねで笑って終わったと思う。人生はちょっとネジ外れてる方が面白くなるけど、映画は常識がある方が楽しめるのかもと思った。
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