claire

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気のclaireのレビュー・感想・評価

3.9
社会的制度から疎外された一組のレズビアンが平等を求めて生きる(「闘う」ではない気がする)物語(=実話)であるが、同時に彼女たちが求めたものが大きな括りでのマイノリティの権利ではなく個人=家族としての権利であって、彼女たちを同性婚合法化の駒としか見ていないゲイコミュニティのプロテストはある種のリベラルへの皮肉にも見えて(本作でそんな描き方する必要があったかは置いておいて)、イデオロギー間の闘争と個人対社会の権利闘争の葛藤が窺える一方、この一件の後に同性パートナー間でも社会的保障が得られたり同性婚が認められたりするわけで、、
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