女同士の深い絆で結ばれた友情と自立する女性に立ちはだかる様々な問題を組み合わせた真摯なドラマが見ごたえのある佳作、歌手役のベット・ミドラーの日本で言うところのチャキチャキとした雰囲気や彼女の親友となる令嬢を演じるバーバラ・ハーシーの上品なのに気取らない感じが親しみやすさを生み観客を共感させる。二人とも喧嘩するときは結構罵声を浴びせるのも◎。
終盤は病気、そして死とシリアスな展開になってくるがお涙頂戴な演出をせず敢えてドライに撮っているのがいい塩梅。だからこそラストの至福の時間が自分達の思い出のように感じられてグッと来る。
新たな絆が芽生えることを示唆する終わりかたも粋。