強盗に入った先の老人が思いの外屈強でターミネーターばりのしつこさで反撃してくるっていうのは、面白そうだったから観たのだけれど不愉快さが際立って面白いとか言ってる場合じゃなかった。
とても真面に働いているようには見えないタトゥーだらけのお姉ちゃんが主人公なんです。一応ネグレクトな母親に育てられたって背景は持っているけれど、だからなんだって程度で。
そんな女が、娘を事故で亡くし戦地で失明した退役軍人の金を根こそぎ頂こうって一人暮らしの老人の家に忍び込むんですよ。3人の強盗のうち2人は仲間を庇おうとするような素振りもチラリと見せたが、この女はそんな事一切しません。そのくせ誰よりも強欲で最後まで金に執着。おまけに老人の反撃にいつの間にか自分が被害者面。
こんな強欲で自己中心的で極悪なヒロインの映画初めて。
ずっと主人公が20年に一本の残忍さで苦しめられればいい!と思いながら観てました。
親元出たかったら働けよ。
元々悪人からしか盗らない義賊設定だったらもう少し楽しめたかも。