ねこ吉

ドント・ブリーズのねこ吉のレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
3.7
呼吸一つが命取り。
娘を交通事故で失い、示談金をがっぽり持っていると噂の盲目の退役軍人の元に盗みに入るも、返り討ちにされてしまうお話。

盲目のおじいさんがとにかく強い!腕のムキムキの筋肉からわかるように、とにかく腕っ節が強い!!軍人上がりの間合いの取り方、敵の追い詰め方が手馴れている!
なんども脱出目前になっては引きずり戻され、仕留めたと思えば復活する不死身のおじいさん!
自分勝手に強盗に入った若者たちに同情の余地はありませんが、それでも「もうやめて!」と思ってしまうほどに、執拗に・神出鬼没に襲いかかってきます。

外に出られた!と思っても、なんども引きずり戻される絶望感。
呼吸音が響き渡る上映室。おじいさんの歪んだ変態性の露出。いずれもゾワゾワする程の薄気味悪さと後味の悪さ!
得体の知れない恐怖心を煽る良質のホラー映画でした。
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