あんまりホラーという印象は感じなかったけれど、ひたすら怖かったのは確かです。個人的にはプレデターを観終わったときの感触にも近かったです。
ある家に強盗に入った3人組が、家主にボコボコにされるという筋書きです。スティーブン・ラング演じる盲目の家主(退役軍人)の強さとサイコっぷりが、この映画のグレードを極限まで高めていました。まさに殺すという本能と生きるという本能がぶつかり合う描写が満載な映画でした。そういう意味ではアクション・サスペンスと言えるのかもしれません。
あまり正しい行いをしている登場人物がおらず、感情移入しづらい映画なのは確かです。ゆえに取っ付きづらい作品ではありました。ですが、極限状態で人間の｢生き抜く｣描写が好きなアクションやサスペンスファンには逆にオススメ出来ます。ただお忘れなく、これはホラー映画だということを。
