ヒロ吉

ドント・ブリーズのヒロ吉のレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
4.2
劇場・Netflixにて字幕観賞。
2016年度公開作品ベスト10位。

あらすじはデトロイトにて、貧しさ故に強盗を繰り返すロッキーら3人組。
育児放棄の母親と暮らしているが、ロッキーはいつの日か、妹を連れてデトロイトを出る事を夢に見ていた。
ロッキーの恋人であるマネーは大物案件を持ち出す。それは元軍人の盲目の老人の娘が交通事故により亡くなったが為にある示談金を盗み出すというものであった。
簡単な案件なはずであったが、それは息も出来ないほどの捕まれば地獄行きの鬼ごっこのはじまりであった…というもの。

舐めてた相手が殺人マシーンでしたムービー。
タイトル通り、観ているこっちまで息も出来ないほどの緊張感が良い。
ノンストップなテンポ、カメラワークと演出がお見事!
きりきりするし、劇場で観終わった時なんかドッと疲れたし。

盲目な老人と同じ様な状態になる暗闇のシーンはロッキーらの顔も怖い。
暗すぎて何が起こっているのか分からないシーンが一切ないのが物凄く良い!
『エイリアンVSプレデター2』の製作陣は見習え!バカやろー!

90分以内で終わらすのも正しいし、『アバター』で屈強な軍人役を演じたスティーヴン・ラングの演技がホント良かったですな〜。
怖いし、そしてロッキーを軟禁状態にしてやる事が生理的に気持ち悪い。改めて観ても気持ち悪い。
「うわぁ〜」って思いながら口塞いじゃった😳
その後のシーンでは「おえぇ〜」と思いながら爆笑🤣

時折、出てくるペットの犬がまた怖くて良い味出しているのです。

クライマックスも盲目が故に研ぎ澄まされた聴覚が仇になって…っていうのが良いですな〜。

不穏な匂いを感じてのエンディングも良い。
エンドロールも好き!

個人的に2016年を締めるのに最適な映画でした。
リメイク版『死霊のはらわた』観なくてはな〜。



あるラジオ番組にて聴いた話。
生理的に気持ち悪いシーンでのこと。
盲目な老人があるものを口にした時に、映画を観てた隣の女性が一言。




















「にがっ」
🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣
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