このレビューはネタバレを含みます
このごろハリウッド映画ばかり観ていたので、必要以上に説明やセリフがないこういう映画は逆に新鮮だった。
少女惨殺事件は捜査が進展していくとともに、その土地マシューランド(湿地帯)のごとくズブズブと深みにはまっていき、犯人に辿り着けそうで着けない感じがして観ていて息苦しかった。
ラストも犯人は分かったし解決したような感じなんだけどスッキリしない。
ふとした拍子に、やっぱりあのフィルムに写っていたのはコレラスだったんだよな!と思ったり。
フアンも一瞬疑ったけど、彼は小児性愛者じゃないし辻褄合わないしなぁ…とか
とにかく何かしら後に違和感が残る作品です。
でもキライじゃない。
俯瞰した景色は美しいけれど、寄って見ると田舎特有の退屈感、閉塞感がある。
人もまた同じで、外見からは分からないことのほうが多い。フアンの過去をどう受け取るかでその人の見え方は全く異るんだな〜と思いました。
ペドロがビンセント・ギャロに似てたw