マーシュランドの作品情報・感想・評価

マーシュランド2014年製作の映画)

La isla minima

上映日:2015年10月17日

製作国:

上映時間:105分

3.4

あらすじ

独裁政治の爪あとがいまだ残る1980年スペイン・アンダルシア地方。湿地帯の小さな田舎町で祭りの最中、二人の少女が行方不明となり、やがて死体で発見される。彼女たちは強姦され、凄惨な拷問をうけ、そして殺されていた。事件の捜査を担当するのは、首都マドリードから左遷されてきた若く血気盛んな刑事ペドロと、ベテランのフアン。ほどなく二人は、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止める。しかし、捜…

独裁政治の爪あとがいまだ残る1980年スペイン・アンダルシア地方。湿地帯の小さな田舎町で祭りの最中、二人の少女が行方不明となり、やがて死体で発見される。彼女たちは強姦され、凄惨な拷問をうけ、そして殺されていた。事件の捜査を担当するのは、首都マドリードから左遷されてきた若く血気盛んな刑事ペドロと、ベテランのフアン。ほどなく二人は、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止める。しかし、捜査を進めていくうちに明らかになる、貧困、差別、汚職、小児性愛に麻薬密売。小さな町にはびこる幾多の悪意が刑事たちの行く手をはばもうとする。そんな中また一人、少女が姿を消す。タイムリミットはわずか。二人は少女の命を救い、事件の全貌を暴くことができるのか?

「マーシュランド」に投稿された感想・評価

終始緊迫したストーリーで、無駄な音楽もなく、派手な演出もあまりないので暗い印象でしたが、好きな人は好きかも。
個人的には嫌いでないです。
朱音

朱音の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画は終始緊張感に満ちており、テンポも良く先の読めない展開で、美しく印象的なショットの数々と相まって最後まで目が離せなかった。

1939年から1975年まで続いたフランコ独裁政権。その爪痕がいまだ根強くの凝っている1980年という時代背景のもと、少女の行方不明事件に端を発したこの物語で徐々に見えてくる町全体を覆う闇。恐らくは少女誘拐・売春の斡旋、麻薬取引などが蔭の産業として成り立っている田舎町の閉ざされたような空気感。アンダルシア地方の河川付近の低地に広がる湿地帯(ラス・マリスマス)を舞台にしたことがこの映画に特有の空気感を与えているように感じる。
またそれを活かしたカーチェイスの場面なども新鮮だった。

役者の演技も素晴らしく、特にハビエル・グティエレス演じるフアン刑事の独特な存在感が際立っており、
行方不明だった姉妹が遺体で発見されたシーンの生々しい描写が見事だが、そこでフアンが相棒の様子に気付き、さりげなくその場を離れるよう指示を出すやり取りや、酒が入ると陽気で女好きといった人情味をみせる一方で、容疑者や果ては証言者にまで暴力を振るい情報を引き出そうとするなどギャップの激しい、底の知れないキャラクターを繊細な演技で表現していて非常に興味深い。

いわゆる謎解きミステリーとしてこの映画を考えた場合、どの説を仮定してもどこか辻褄にモヤモヤしたものを感じる。フアン刑事も含めて、長いものに巻かれろ的な、彼もまたそっち側の人間であった。誰がどういった形で(意識的にせよ無意識的にせよ)これらの行いに関与しているのか実際には計り知れない…くらいの加担の仕方、あるいは立場。みたいな捉え方に留めておく、謂わば社会派の問題提起型の映画という解釈が個人的には(この作品から受けた好印象を損なわないという意味で)最もスッキリする。
諒

諒の感想・評価

3.3
1980年のスペインのアンダルシア。
二人の少女の行方が分からなくなり、凄惨な拷問を受けた姿で遺体となり発見された。
捜査にあたるフアンと左遷されてやってきたペドロ。
二人は以前も同じ様な事件が起きていた事を突き止める。

乾いた絶望的な雰囲気が良かった。
肝心の事件がイマイチに感じられたものの、ラストの絶望感は良かった。
目が覚める気分。
mm

mmの感想・評価

3.9
自分の好みの作品
じとーっとした雰囲気で。賛否あるけど俺は好きだな。
話は暗すぎて好みでないが常に気品あふれるルックなのはなかなかよい。特に中盤の死体発見のところのシーンが好み。俯瞰多目
yoruichi

yoruichiの感想・評価

3.4
冒頭、上空から垂直に湿地帯を映す場面が美しいのだが…地面の高低差で水の色に濃淡ができ 脳みそ🧠に見える😱行方不明の少女達が遺体で発見された事から 捜査が始まるのだが この田舎町が嫌な感じ。臭い物に蓋をする感じの闇が多い。しまいには 靄る。
うまに

うまにの感想・評価

3.5
説明も回想もほとんどない硬派な展開だけど、リズムがよくてちょうどいい。ラストのモヤモヤが後を引く。
「殺人の追憶」を思い出した。
仁

仁の感想・評価

3.0
終始暗く陰鬱な雰囲気で猟奇殺人を描く、好きな部類の映画ではあるのだが、進行が普通ーの捜査で抑揚がないのと、ラストで大どんでん返し的な空気感を出しておきながらハッキリさせないで見る人に委ねる系の終わり方はスッキリせずモヤッとしたまま。舞台である沼とラストのモヤモヤをかけているのか。
SIZU

SIZUの感想・評価

3.5
沈鬱で不穏な空気。冴えないバディ。だだっ広い草っぱらしか見えない景色で起こる連続殺人。
空撮とか、伏線とかいろいろあるけど、今までに、観たことないサスペンス映画だった。意味深なラストも。
elie

elieの感想・評価

3.7
終始じめじめして奇妙な雰囲気の漂う
ミステリー作品でした◎
面白いけどややこしいよ〜 💭

そこら中に意味深な伏線だらけ
どれが最後に繋がるかと思えば
最後でそうくるー?!!って感じで
かき乱されて終わった...💥
舞台が沼なだけあって内容も沼すぎる...
観終わっても え?じゃああれは何だったの?
って部分多くて
気づいたら沼にハマってた感 してやられた
観た人がそれぞれ感じ取って楽しんでねって
いうタイプのやつです

空撮された湿地帯も奇妙だけど美しかったり
霧に包まれた中でのハラハラした
カーチェイスも好きだった
映像でも楽しめるような作品でした
こういう雰囲気のある作品好き.
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