「マインズアイ」がかなり面白かったので、ジョーベゴス監督の処女長編作を鑑賞。なるほど、やっぱりショットやアクション（跳んだり跳ねたりという意味ではなく動きのシークエンスという意味で）は良いけど、物語を「語る力」が著しく乏しい。
予算面で厳しかったであろうことは想像に難くないけど、説明シーン（会話シーン）がほんとに説明のためのシーンにしかなっていないのは、なかなかのしんどさなんすよね。（しかもほとんどが「解らないけど・・・」という内容なんで興味を引く説明でもないというね）
お話自体はつまらないわけではない（枠組みがボディスナッチャーなんで当たり前やけど）のに、すんなりとノメリ込むことができないせいで、せっかくのゴア描写でそんなにテンションが上がらないし、ラストの衝撃もイマイチ盛り上がらないんすよね（人によってはただただ不快に感じるだけでしょう）
とまぁ文句を書いたけど、ゴア描写はかなり良いし、ヒロインの後半の吹っ切れ方もすばらしい（もう少し前半かわいく撮ってくれてたら最高なんだが）ので、根っからのホラー好きならそこそこ楽しめるとは思う。
