西川美和監督の作品、人のドロッとした感情やら負の部分をカメラワークとかで(しかも綺麗に)描いてるから、苦手だけど好きで観ちゃう。本木雅弘さんがまたいい演技。捨てられた子犬か？と思わせるような目線、『妻がすべてやってくれていた』から部屋も髪も体型もいなくなってからの崩れ方がすごい。深津絵里さんは少ししか登場しないのに存在感がある。なによりも子役の2人が普通の子どもって感じでよかった。『普通』って難しいのにね。
タイトルの『永い言い訳』、なぜ『永い』なのか。それを考えるとなんとも言えない気持ちになりました。
