昨日まで一緒に暮していた人が、突然居なくなる。
長年共に暮らしていたのに何も知らなかったのだと思い知らされる。
喪失感、戸惑い、罪悪感。
そんなお話でした。
初めての監督さん(多分)で原作から脚本までこなし、それでいて独り善がりになっていない秀作だった。
主役級の役者を惜しげも無く端役に使い、細かな所まで気を配った演出。
「後片付けはお願い」
「バカな顔」
無駄の無い台詞。
役者達の上手さ。
特に上手かったのが子役の二人。
暫くハズレが続いていたので(笑)その反動を考えてスコアは一寸低目。
但しこの映画は、落ち込んでいる時や感動したい時に観る作品じゃ無いな。