sai

永い言い訳のsaiのレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
3.8
作品を見終わってから表紙を見ると、なんだかじーんとします。
「ずっといると思ってても、離れるのは一瞬だ。」
「人生は他者だ。」

タイトルのとおり、奥さんのことや自分にもずっと言い訳ばかり。
宮本さんのお子さんの面倒を見るようになって、奥さんが一緒に遊んでいるシーンを想像するのに、奥さんも僕も望まなかったと言い訳する。
独りになって、独りが嫌でいろんな人に自分を押し付けるけれど、結局一人になった時間で独りである事に変わりがない事に気付く。
側にいてくれた人の大切さに気付く。

不器用に生きるもっくんと、実直に生きる竹原ピストルさん。全く違う2人が、奥さんの死を通じて交流するシーンや、それぞれに亡くした妻を思うシーンは感動。
だからこそ最後のもっくんのシーンはグッときた。
あと、宮本チルドレンのお子さん達とのやりとりはほっこりでした^ ^
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