きなこもち

永い言い訳のきなこもちのレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
3.3
他の女性と浮気している最中、妻が事故で亡くなった。
同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会い、子ども2人の面倒を看ることになり
1つの家族を通じて幸夫の心は変わっていく。


「自分を大事に想ってくれる人を簡単に手放してはいけない、みくびったり貶めちゃいけない。そうしないと僕みたいになる。
僕みたいに愛していいはずの人が誰もいない人生になる」

これは自分自身の罰なんですよね。

妻と向き合わず、亡くなり、その事実とも向き合わず。

最後の電車の中でふと幸夫が書きなぐった「人生は他者だ」
大宮一家の影響で幸夫のねじ曲がった考え方も少しずつ緩和され、愛を与えられるようになって成長していく素敵なストーリーでした。