爽人

美術館を手玉にとった男の爽人のレビュー・感想・評価

美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)
3.5
自身で描いた贋作をアメリカ各地の美術館へ寄付していた男のドキュメンタリー。

贋作を作る男、それを追う者、騙された者など贋作事件に関係する人々にインタビューが主体で構成されている。

贋作を描くマークランディスの精神性や苦悩を静かにまざまざと見せつけてくる。
狂ってると言えばそれまでだが、信念、執着が人を狂わせ、そして救っているのだと思える。

個人的にはマークランディスという男の苦悩や生きづらさを強く感じる作品だった。
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