爽人さんの映画レビュー・感想・評価

爽人

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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.2

題名の通り口裂け女を捕獲する映画。

ホラーモキュメンタリーで、地上波の特別番組を見ているような気持ちになる。

登場人物もそれなりにぶっ飛んでいるので口裂け女より余地らが怖いまであります。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

経営するコインランドリーの脱税問題の最中、夫に別の並行世界の夫が乗り移るところから始まり、幾つもの並行世界に旅するエヴリン。

マルチバースという壮大なテーマを日常に落とし込んだ作品。

少し変わった
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.6

ぬいぐるみと話すサークル「ぬいサー」にいる人たちを描く作品。

作品の名の通り、ぬいぐるみと話す人たちは優しい。

生きていて忘れがちな繊細さや感情の大切さを思い出すと共に、危うさのようなものも感じた
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

倦怠期の肉屋夫婦。ヴィーガンから店を襲撃される。
たまたま見つけた襲撃犯を殺してしまい、、、

普段理不尽なことがあっても理性的に過ごしているであろう現代人のイライラをそのままぶつけたような作品。
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

翔んで埼玉第二弾。
埼玉の手形撤廃の後、武蔵野線を開通させるためになぜか関西へ。

大学時代関西にいたこともあり、滋賀いじり満載の本作はかなり楽しんで見れた。

まさか滋賀作という言葉を映画で聞くとは
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.2

封印されていた破壊神アダムとアダムを危険視したヒーロー軍団、そして内障悪魔も現れる三つ巴の戦い。

ロック演じるアダムのダークヒーロー感が良い。

ストーリーは正直普通かなと言った感じだが、それなりに
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

2.9

たまたまCIAの機密文書を拾ってしまったジムインストラクターとCIA、元CIAが繰り広げるドタバタ劇。

豪華俳優達を惜しげもなく使った作品だが、なんとも惜しいというか、何を見せられてるのかわからない
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駄作の中にだけ俺がいる(2012年製作の映画)

3.6

過激な作風で知られる会田誠のドキュメンタリー。

芸術家会田誠も描かれているが、1人間会田誠を知れるような作品だった。

芸術でしか生きられない人間がきっといるのだと思わされる。

監督失格(2011年製作の映画)

4.0

34歳で他界した伝説のAV女優林由美香と監督平野勝之の関係を描いた私的ドキュメンタリー。

演者と監督でもあり、恋人関係だった事もある2人。死の現場にも居合わせた平野の別れと再生の物語でもある。

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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.3

2chで有名なスレッドをもとに作成された本作。
電車に乗っていると知らない「きさらぎ駅」についている。

ホラーではあるがサスペンスっぽさとちょいコメディっぽさもあり期待値は超えてきた。

B級ホラー
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ホーンテッド・キャンパス(2016年製作の映画)

2.5

B級ホラーが見たくなって視聴。
結果B級ですらなかった感。

テレビドラマだったとしても見なくていいかなぁ

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.5

アメリカの信仰宗教の教祖と戦争のPTSDを患う元兵士を描いた作品。

サイエントロジーをベースに作られているらしいが、宗教色よりもヒューマン要素の強い映画だった。

物語にエンタメ要素はあまりなく、み
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

トランスジェンダーの凪沙と地元でネグレクトを受けていた親戚の少女との物語。

全体的に重めではあるが、傷を持つ2人の会合はある種の幸せを感じるものがある。

少数派の生きづらさだけではなく、それぞれの
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

日常的に万引きをしながら貧しく暮らす家族のお話。

実力派の俳優たちの演技が何より良い。

物語も家族という形態について考えさせられる。
世の中正しい誤っていると片付けられるものばかりではないのだろう
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.7

高校進学に伴いおじさんが暮らすシェアハウスに越してきた男の子。そこに住む女性榊さんとの複雑な関係を中心に展開される物語。

田島列島感満載の作品。
田島列島の描く世界の大人はとても等身大で良い。

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

公開前になんの情報公開もしなかった宮崎駿作品。

宮崎駿が出癖で作ったような癖全開の作品だった。

なんとも言いづらいが比較的好き。

狂猿(2021年製作の映画)

3.9

デスマッチ界のスター葛西純を追ったドキュメンタリー。

体を痛めて休養している葛西が復帰していく様を追っており、実際の試合映像もふんだんに盛り込まれている。

引いてみてしまうと馬鹿馬鹿しく見えてしま
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.4

なんとも言い表しにくい映画。
踏んだり蹴ったりのOLと沼のお話。

三木聡監督節全開で、見る人を疲れさせない。

だらっと過ごしたい日には最適の一本。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.4

マリオの映画化作品。

生まれた時にはマリオがいた世代なのでどのシーンも胸熱だった。

物語としては可もなく不可もないが、映像が綺麗すぎて物語どうでも良くなる。

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.9

真田家の4兄妹。次男が急に宇宙人だと言い出す。
地球を離れるまでにやり残した事をやると同時に兄妹それぞれに問題が巻き起こる。

長いコントを見ているようでもあるが、笑えて泣ける一本の映画として成り立っ
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青い(2019年製作の映画)

3.3

部員3人の写真部を舞台にした作品。

8ミリフィルムとまではいかないが、フィルム感のある映像で良い。

物語は静かに進んでいき、儚く繊細な青春を描いている。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

犯罪都市第2作目。
今回は東南アジアで身代金目的の殺人を行う犯罪者を追う。

一作目に続き拳で全て解決していく感じが痛快。

悪役に関しては1作目の方が魅力的だったが、よりエンタメ要素が高い作品に仕上
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沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦での沖縄戦に焦点をあてたドキュメンタリー。

少年兵で組織された護郷隊、本土から来た将校の指示で広まったマラリア、市民で行われたスパイ虐殺など、当時を生きた方のインタビューを交え悲惨な歴
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

3.4

70年代田舎町で高校生たちが駐在の警察官にイタズラをする話。

軽快でギャグ漫画のようなテンポで描かれている。

ながら見にもってこいの一作。

キャピタリズム マネーは踊る(2009年製作の映画)

3.7

マイケルムーアがアメリカの資本主義の闇に迫ったドキュメンタリー。

極端な資本主義は被滅をもたらすんじゃないかと思ってしまう。

マイケルムーアは一見過激だが、一貫して弱者に寄り添っており、そして弱者
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.7

マイケルムーアが世界侵略と称し各国の良い制度を取材する。

アメリカという国に対する皮肉に満ちたドキュメンタリーだが、同時に愛にも満ちている。

もしマイケルムーアが日本に来たなら何を侵略してくれるの
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ロジャー&ミー(1989年製作の映画)

3.8

マイケルムーア監督の初期作品。
監督の地元フロントにあるアメリカの大手自動車メーカーGMの工場閉鎖に伴う町の荒廃を追った作品。

GMの会長に会いに行こうとする辺りが最初から同じ姿勢でやってることがわ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

学生運動最盛期の全共闘と三島由紀夫の討論会をかつての映像とともに振り返るドキュメンタリー。

正直何いってるか分からない部分もあったが、信念と信念のぶつかり合い、本気で日本を変えようという熱量を感じら
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A2(2001年製作の映画)

3.9

森達也監督のオウム真理教を追ったドキュメンタリー第二弾。
地域住民と信者の軋轢と会合を描いている。

一作目から一貫してマスコミへの批判的な側面もあるが、監督自身がオウム真理教がやったことは悪であると
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「A」(1998年製作の映画)

3.9

地下鉄サリン事件を起こした後のオウム心理教のドキュメンタリー。当時広報部副部長を務めていた荒木浩に焦点を当てている。

ドキュメンタリーとしては和製マイケルムーアといった印象。

世間が弾糾する中で矢
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銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

3.0

原作と比較してしまうと物足りない感が否めない。

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)

3.3

突如地球にエイリアンが襲来。エイリアンは次々に人々を襲撃する。

コンドミニアムの、ワンシチュエーションだが、そこそこ楽しめる一作。

続編ありきの感じはあり、次を見るしかなくなる。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.6

従軍中に妻を列車事故で亡くした男が、事故の元凶となったと思われる犯罪組織に復讐する話。

バイオレンスとドラマが行ったり来たりする映画。
でも、軸足はドラマ要素にある気がする。

終わり方とかツッコミ
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