爽人さんの映画レビュー・感想・評価

爽人

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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.3

2chで有名なスレッドをもとに作成された本作。
電車に乗っていると知らない「きさらぎ駅」についている。

ホラーではあるがサスペンスっぽさとちょいコメディっぽさもあり期待値は超えてきた。

B級ホラー
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ホーンテッド・キャンパス(2016年製作の映画)

2.5

B級ホラーが見たくなって視聴。
結果B級ですらなかった感。

テレビドラマだったとしても見なくていいかなぁ

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.5

アメリカの信仰宗教の教祖と戦争のPTSDを患う元兵士を描いた作品。

サイエントロジーをベースに作られているらしいが、宗教色よりもヒューマン要素の強い映画だった。

物語にエンタメ要素はあまりなく、み
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

トランスジェンダーの凪沙と地元でネグレクトを受けていた親戚の少女との物語。

全体的に重めではあるが、傷を持つ2人の会合はある種の幸せを感じるものがある。

少数派の生きづらさだけではなく、それぞれの
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

日常的に万引きをしながら貧しく暮らす家族のお話。

実力派の俳優たちの演技が何より良い。

物語も家族という形態について考えさせられる。
世の中正しい誤っていると片付けられるものばかりではないのだろう
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.7

高校進学に伴いおじさんが暮らすシェアハウスに越してきた男の子。そこに住む女性榊さんとの複雑な関係を中心に展開される物語。

田島列島感満載の作品。
田島列島の描く世界の大人はとても等身大で良い。

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

公開前になんの情報公開もしなかった宮崎駿作品。

宮崎駿が出癖で作ったような癖全開の作品だった。

なんとも言いづらいが比較的好き。

狂猿(2021年製作の映画)

3.9

デスマッチ界のスター葛西純を追ったドキュメンタリー。

体を痛めて休養している葛西が復帰していく様を追っており、実際の試合映像もふんだんに盛り込まれている。

引いてみてしまうと馬鹿馬鹿しく見えてしま
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.4

なんとも言い表しにくい映画。
踏んだり蹴ったりのOLと沼のお話。

三木聡監督節全開で、見る人を疲れさせない。

だらっと過ごしたい日には最適の一本。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.4

マリオの映画化作品。

生まれた時にはマリオがいた世代なのでどのシーンも胸熱だった。

物語としては可もなく不可もないが、映像が綺麗すぎて物語どうでも良くなる。

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.9

真田家の4兄妹。次男が急に宇宙人だと言い出す。
地球を離れるまでにやり残した事をやると同時に兄妹それぞれに問題が巻き起こる。

長いコントを見ているようでもあるが、笑えて泣ける一本の映画として成り立っ
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青い(2019年製作の映画)

3.3

部員3人の写真部を舞台にした作品。

8ミリフィルムとまではいかないが、フィルム感のある映像で良い。

物語は静かに進んでいき、儚く繊細な青春を描いている。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

犯罪都市第2作目。
今回は東南アジアで身代金目的の殺人を行う犯罪者を追う。

一作目に続き拳で全て解決していく感じが痛快。

悪役に関しては1作目の方が魅力的だったが、よりエンタメ要素が高い作品に仕上
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沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦での沖縄戦に焦点をあてたドキュメンタリー。

少年兵で組織された護郷隊、本土から来た将校の指示で広まったマラリア、市民で行われたスパイ虐殺など、当時を生きた方のインタビューを交え悲惨な歴
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

3.4

70年代田舎町で高校生たちが駐在の警察官にイタズラをする話。

軽快でギャグ漫画のようなテンポで描かれている。

ながら見にもってこいの一作。

キャピタリズム マネーは踊る(2009年製作の映画)

3.7

マイケルムーアがアメリカの資本主義の闇に迫ったドキュメンタリー。

極端な資本主義は被滅をもたらすんじゃないかと思ってしまう。

マイケルムーアは一見過激だが、一貫して弱者に寄り添っており、そして弱者
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.7

マイケルムーアが世界侵略と称し各国の良い制度を取材する。

アメリカという国に対する皮肉に満ちたドキュメンタリーだが、同時に愛にも満ちている。

もしマイケルムーアが日本に来たなら何を侵略してくれるの
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ロジャー&ミー(1989年製作の映画)

3.8

マイケルムーア監督の初期作品。
監督の地元フロントにあるアメリカの大手自動車メーカーGMの工場閉鎖に伴う町の荒廃を追った作品。

GMの会長に会いに行こうとする辺りが最初から同じ姿勢でやってることがわ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

学生運動最盛期の全共闘と三島由紀夫の討論会をかつての映像とともに振り返るドキュメンタリー。

正直何いってるか分からない部分もあったが、信念と信念のぶつかり合い、本気で日本を変えようという熱量を感じら
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A2(2001年製作の映画)

3.9

森達也監督のオウム真理教を追ったドキュメンタリー第二弾。
地域住民と信者の軋轢と会合を描いている。

一作目から一貫してマスコミへの批判的な側面もあるが、監督自身がオウム真理教がやったことは悪であると
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「A」(1998年製作の映画)

3.9

地下鉄サリン事件を起こした後のオウム心理教のドキュメンタリー。当時広報部副部長を務めていた荒木浩に焦点を当てている。

ドキュメンタリーとしては和製マイケルムーアといった印象。

世間が弾糾する中で矢
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銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

3.0

原作と比較してしまうと物足りない感が否めない。

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)

3.3

突如地球にエイリアンが襲来。エイリアンは次々に人々を襲撃する。

コンドミニアムの、ワンシチュエーションだが、そこそこ楽しめる一作。

続編ありきの感じはあり、次を見るしかなくなる。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.6

従軍中に妻を列車事故で亡くした男が、事故の元凶となったと思われる犯罪組織に復讐する話。

バイオレンスとドラマが行ったり来たりする映画。
でも、軸足はドラマ要素にある気がする。

終わり方とかツッコミ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.9

90年代中国を舞台にした2組の男女の物語。

岩井俊二作品とは違う方向で文学的なものを感じた。

ぶっ飛んでる感ありつつも最後綺麗にまとめてくれる。

何よりポスターにもなっているフェイが可愛い。
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真島ミヤビ(2021年製作の映画)

2.7

抽象的で、なにを描きたかったのか掴めないまま終わった感覚。

正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

3.7

若かりし中条あやみと岡山天音が主演の淡い恋心を描いた作品。

ショートフィルムでありながら、青春映画のキュンとする感じがちゃんと描かれている。

最後のシーンは個人的に最高だと思う。

よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.6

顔の左側に大きなあざがある女性。彼女を題材にした映画の話が持ち上がり、最初は乗り気でなかった彼女だが、監督に惹かれ、映画化を承諾する。

おちついた雰囲気で、対人関係に臆病な女性を松井玲奈が好演してい
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.8

強引な捜査により無給の停職処分を喰らった2人のベテラン刑事が、お金のため銀行強盗からお金を強奪する計画を立てる。

物語は一人一人の登場人物にスポットしつつもシンプルな作り。

登場人物のバックグラウ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.8

殺人事件の陪審員に選ばれた12人の男達が、犯人の有罪、無罪をめぐって議論する。

ワンシチュエーション映画の金字塔と言っていい作品。
一部屋の中で2時間楽しく視聴できた。

陪審員の負う責任や、人間の
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半径1メートルの君(2021年製作の映画)

3.5

コロナ禍で芸人たちが監督を務めたオムニバス映画。

個人的には又吉と粗品の監督作品が良かった。

ネタを作っている芸人たちだけあって、ちゃんと起承転結している。
特に粗品の作品は芸人らしくひねりの効い
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.1

田舎町に暮らす妻が妊娠中のマークの元へヒッピーのような暮らしを送る旧友のカートが連絡をしてくる。
久しぶりに2人で秘境の温泉に行くことに。

8ミリフィルムで撮ったような味があり飾り気のない絵。
そし
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お早よう(1959年製作の映画)

3.9

人生初の小津安二郎作品。
ある新興住宅地での群像劇。

日常をごく自然に淡々と描いているが、テーマがちゃんとある。
皆が感じているが言語化するまでいかないものを捉えるとはこういうことかと言った感じ。
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