爽人さんの映画レビュー・感想・評価

爽人

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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

伝説のハガキ職人が描いた自伝小説を映画化した本作。

シリアスな方面でバカと天才は紙一重を地で行く映画だった。

お笑いも突き詰めればそこはもう狂気。

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

親に不満を持つ高校1年生の2人の男の子と、風変わりな少年の3人で家出をする一夏の物語。

友情、冒険、喧嘩、恋など絶妙なリアリティで描かれており、日本とは全く違う環境だが、なぜか懐かしさすら感じる。
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.8

中国の上海で強壮剤の店を営む男が中国では違法のジェネリック薬の密輸、密売に手を染める。

起承転結もしっかりしており、話としてとても面白い。

そしてこれが実話に基づいていることが何よりも驚き。

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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.7

キューブリックが手がけた水爆と冷戦をテーマに作られたブラックコメディ。

1人のアメリカの将軍の暴走でソ連に水爆を投下する命令が下される。
一方、ソ連に水爆を落とした場合にソ連側の核兵器が自動で爆発し
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

4.0

大学の女子寮の同じ部屋に住むバンドマンの先輩とやりたい事もなく古本屋でバイトする後輩の生活を描いた作品。

ちょうど良いゆるさと社会に出る前の何者でもない大学生の苦悩がうまく描かれている。
漫画も良か
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

沖縄を舞台に、大富豪の婿養子が義父母を殺害する現場をたまたま見かけてしまった3人の少年たち。その記録映像を使って犯人からお金を恐喝しようとする。

思った以上に骨太のサスペンス。
かなり理想に近いサイ
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.6

マルタンマルジェラ本人がシーズンと、マルジェラのバックグラウンドを回顧するドキュメンタリー。

ブランドはもちろんデザインも大事なのだろうが、デザイナーはアーティストとしての側面も持ち、ほんとに服が好
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怪獣ヤロウ!(2024年製作の映画)

3.1

岐阜関市の観光課の職員が市長の無茶振りで映画を撮影することに。

良くも悪くもめっちゃシンプルでわかりやすい映画だった。

ぐんぴぃは演技してると言うよりそのまま感が強めw

新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!(2024年製作の映画)

3.2

有名な文芸部有する学校で、新聞部が学園の闇に切り込んでいく作品。

シンプルで見やすい物語だった。

ちょっと捻りの効いた2時間ドラマ感は少しあるが、そう言う雰囲気が好きな人にはおすすめ。

国宝(2025年製作の映画)

4.0

久々に映画館で視聴。

ヤクザの息子であり、芸の才能に恵まれた主人公と、歌舞伎役者の息子に生まれ、役者の血統をもつ親友の物語。

何かを極めるという事の狂気、葛藤、言語化しにくい感情をうまく表現してい
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.9

冴えない新人警官2人が高校で流行っているドラッグの生産元を探るべく、潜入捜査に挑む。

バカ映画である種王道だけど、完成度も高く、普通に面白い。

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.9

70年代京都の高校生が、さまざまな人と出会い成長する一夏の物語。

昔から高校生が考えていることは変わらないと感じる一方で、現代とは違った自由さを感じる。

音楽が一つの要素としていい味出してる。
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ラストマイル(2024年製作の映画)

3.9

大手会社EC企業の物流拠点を舞台にしたサスペンス。

サスペンスとしても良かったが、2024年問題でも話題になっている物流業界の闇の部分をうまく盛り込んでおり、社会性も強い作品。

満島ひかりはじめキ
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ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

3.4

ファッション写真で有名なヘルムートニュートンの生誕100周年を記念して作られたドキュメンタリー。

モデルとなった12人の女性たちの話からニュートンの人間性を紐解く。

篠山紀信的な変態性と天才性を感
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ノンストップ(2019年製作の映画)

3.2

慎ましい生活を送る家族がハワイ旅行にあたる。しかし行きの飛行機が北朝鮮の工作員によってハイジャックされる。

飛行機でのワンシチュエーションアクション映画。

テンポも良く、コメディタッチで見やすい一
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この動画は再生できません THE MOVIE(2024年製作の映画)

3.6

かが屋主演ドラマの映画化第一弾。
ドラマが好きだったので視聴。

実録恐怖映像系のホラー映画編集者が、投稿動画の真実を暴いていくというストーリー。

程よいB級ホラー感とそこそこちゃんとしてるミステリ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.2

叫び声がうるさい回だった。

ジャンル分けするならワンチャンコメディーでもいいと思う。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.1

銀行で起こる現金紛失事件。その背景にある銀行の闇を暴くお話。

テンポよくサクッとみれた印象。
良くも悪くもドラマを見てる感覚で視聴。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.2

題名の通り口裂け女を捕獲する映画。

ホラーモキュメンタリーで、地上波の特別番組を見ているような気持ちになる。

登場人物もそれなりにぶっ飛んでいるので口裂け女より余地らが怖いまであります。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

経営するコインランドリーの脱税問題の最中、夫に別の並行世界の夫が乗り移るところから始まり、幾つもの並行世界に旅するエヴリン。

マルチバースという壮大なテーマを日常に落とし込んだ作品。

少し変わった
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.6

ぬいぐるみと話すサークル「ぬいサー」にいる人たちを描く作品。

作品の名の通り、ぬいぐるみと話す人たちは優しい。

生きていて忘れがちな繊細さや感情の大切さを思い出すと共に、危うさのようなものも感じた
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

倦怠期の肉屋夫婦。ヴィーガンから店を襲撃される。
たまたま見つけた襲撃犯を殺してしまい、、、

普段理不尽なことがあっても理性的に過ごしているであろう現代人のイライラをそのままぶつけたような作品。
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

翔んで埼玉第二弾。
埼玉の手形撤廃の後、武蔵野線を開通させるためになぜか関西へ。

大学時代関西にいたこともあり、滋賀いじり満載の本作はかなり楽しんで見れた。

まさか滋賀作という言葉を映画で聞くとは
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.2

封印されていた破壊神アダムとアダムを危険視したヒーロー軍団、そして内障悪魔も現れる三つ巴の戦い。

ロック演じるアダムのダークヒーロー感が良い。

ストーリーは正直普通かなと言った感じだが、それなりに
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

2.9

たまたまCIAの機密文書を拾ってしまったジムインストラクターとCIA、元CIAが繰り広げるドタバタ劇。

豪華俳優達を惜しげもなく使った作品だが、なんとも惜しいというか、何を見せられてるのかわからない
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駄作の中にだけ俺がいる(2012年製作の映画)

3.6

過激な作風で知られる会田誠のドキュメンタリー。

芸術家会田誠も描かれているが、1人間会田誠を知れるような作品だった。

芸術でしか生きられない人間がきっといるのだと思わされる。

監督失格(2011年製作の映画)

4.0

34歳で他界した伝説のAV女優林由美香と監督平野勝之の関係を描いた私的ドキュメンタリー。

演者と監督でもあり、恋人関係だった事もある2人。死の現場にも居合わせた平野の別れと再生の物語でもある。

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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.3

2chで有名なスレッドをもとに作成された本作。
電車に乗っていると知らない「きさらぎ駅」についている。

ホラーではあるがサスペンスっぽさとちょいコメディっぽさもあり期待値は超えてきた。

B級ホラー
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ホーンテッド・キャンパス(2016年製作の映画)

2.5

B級ホラーが見たくなって視聴。
結果B級ですらなかった感。

テレビドラマだったとしても見なくていいかなぁ

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.5

アメリカの信仰宗教の教祖と戦争のPTSDを患う元兵士を描いた作品。

サイエントロジーをベースに作られているらしいが、宗教色よりもヒューマン要素の強い映画だった。

物語にエンタメ要素はあまりなく、み
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