MASAYA

ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償のMASAYAのレビュー・感想・評価

3.5
諸君 私はファッションが好きだ。

オシャレな服に出会うと心が踊る!
アメカジが好きだモードが好きだカジュアルが好きだストリートが好きだ大好きだ!
Tシャツが好きだジャケットが好きだブーツが好きだアクセサリーが好きだリジッドのデニムと革ジャンは感動すら覚える。

あらゆるファッションが大好きだ。
ニセモノは屈辱の極みだ!記録はインスタに!ハッシュタグもつけろ!デニムを穿け!
征くぞ諸君。


~拝啓M少佐~
プロフィールをアレンジさせていただき誠にありがとうございます。

とりあえずファッションが大好きなので今後の勉強にもなるかなと思い鑑賞。

タイトル通りファストファッションの裏側描いたドキュメンタリー。

「H&M」「Forever21」「ZARA」など日本でも馴染みの深いブランドですが、安いということには必ず理由があります。他社のと価格競争が熾烈化する現代、そのしわ寄せは発展途上国の労働者に来ます。人件費の安い労働者が搾取されているということは、世界的な問題としてもちろん知っていたし、本作でも当然序盤で取り上げられていた。劣悪な環境下で働かされたり、ビルの崩壊による多数の死者を出した大事故など。

しかし、そのような一般的な面で終わるのではなく、更に深い層まで踏み込んでいたのがよかった。服が作られる過程の他に、その原材料となる綿の栽培にもしっかり触れられていて、根本には農業の世界から変えなければならない仕組みがあったから多面的な問題だなと考えさせられる。

正直ファストファッションは「UNIQLO」のヒートテックくらいしか利用しないから、あんまり関係ない話題なのかと思いきや、高級ブランドでさえ、ちゃんとした環境で作られていたとしても、その資源は搾取の上に生産されている可能性があるから何を信じたらいいか分からない。

そもそもこのような時代になってしまった原因は「物質主義」であったり「利益中心主義」であったり、さらには敷衍して「資本主義」が問題の根源にあると主張する流れは悪くはないと思うが、結果的にどういう行動に移せばいいのかが分かりにくかった。難しいかもしれないが焦点がバラけないでほしかった。

あとはファストファッションブランドへの取材は断られたという説明がされてたが、もしそこにもメスを入れることができていたら素晴らしいドキュメンタリー映画になっていたと思う。

個人的な見解になるが、ファッションを楽しむのは好きだし、文化として重要だと思う。ただ服を買うときは、品質の良いものを長く着続ける決意を持って買うべきだなと思わされた。

2015.12.8