changye

ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償のchangyeのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自分はファッションにあまり興味ないし、それほど買ってない。
この映画は、ファッションやおしゃれが大好きな買い物中毒な人への警告映画なのかなーと思いつつ観賞。
いや、めっちゃこれ自分への警告や!
むしろ、ファッション業界だけでなく、現在の経済システム全てにおける問題提起だった。

メモメモ✏
・新しい服購入量は20年前の400%
・資本消費主義、大企業の利益のために人々が貧しくなっている
・広告やCMは、「幸せとは所有すること、消費すること」とすりこむ手段。
・ティッシュペーパーのような使い捨てスーツ
・最終処分場に山積みの服や布からは有害物質
・ペペ (アメリカからリサイクルと称して発展途上国に寄付された服)は実際再利用されるのはたった10%
・皮膚は最大の臓器なのに、農薬まみれのコットンの服
・ファストファッションの商品コストには、地球資源や栽培地、環境汚染、労働環境によって健康に生きることが出来なくなった労働者の代償が含まれていない


最近の若い子の◯◯離れで経済が衰退するーみたいな記事をよく耳にするけど、それって悪いことなのだろうか?今一度、世界経済システムを見直す絶好の機会なのかもしれないと思った。
先進国だけが楽しければそれでいいのか?
永久的な幸せとは何なのか?
無限の経済発展と有限な資源。
とてつもなく大きい問題だけど、少しでも多くの人にこの映画を観て欲しい。
私も、服好きの妹にさっそく見せなきゃ!
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