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13時間 ベンガジの秘密の兵士のadeamのレビュー・感想・評価

2.0
北アフリカのリビアにある都市ベンガジでアメリカ領事館がイスラム過激派組織に襲撃された事件を題材にしたマイケル・ベイ監督の戦争アクション。
孤立した領事館に取り残された外交官たちを救出するために立ち上がった警備請負業者の男たちを描く物語です。
籠城した主人公たちが暗闇の中からゾンビのようにジワジワと近づいて来る敵に追い詰められる設定はカーペンターの「要塞警察」を思わせ、そこにベイらしい派手なドンパチが足された印象でした。
テレビ放送用カットのおかげか前半のモタつきは然程感じず、当然のごとく正義感に駆られて動く男たちにも監督が誰か知っていれば違和感はなかったです。
ひたすら戦闘シーンだけが続く作品としてもっと思い切り振り切ってくれたら良かったのですが、合間に差し込まれるドラマパートの稚拙さがその気持ちを萎えさせるのは残念でした。
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