Edy

13時間 ベンガジの秘密の兵士のEdyのレビュー・感想・評価

4.6
事件についても、またどういった映画なのかもまったく知らない状態で鑑賞。

中盤の序盤、味方だと言って加勢してくる地域住民たちに対し、こいつらは本当に味方なのか?とアメリカ傭兵たちが疑心暗鬼に囚われるまでの持っていき方が本当にお見事!
登場人物がみんな同じ骨格に髭面・そしてマッチョときて見分けが殆ど付かないのだが、この辺りからそんなことはどうでも良くなった!
何が起きようとしているのか、何に巻き込まれているのかがまったく分からないまま物語が進むので、緊迫感や混乱・ハラハラとした感じが中盤からラストまでずっと続く。とにかく画面に釘付け!その時間1時間半以上…!
ここまでくるとダレそうなものなのに、まったく集中力が途切れない。…だけに、絶望のドン底からのアレには正直涙が出た。
またラストには復讐の種(リビアからアメリカへの)を予感させるようなシーンも。

実際に起きた事件なだけに軽率に「面白かった」などとは言えないし、映画としてどうであったかとしか語れないのだが、本当によくできた映画だった。
Edy

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