トランスマスター

13時間 ベンガジの秘密の兵士のトランスマスターのレビュー・感想・評価

4.0
原題 13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi

カダフィ政権崩壊後のリビアのベンガジに設置された米領事館が2012年9月11日に襲撃された事件を描いた実話映画です。
政権崩壊後の武器の流出ルートを監視してたCIAのスタッフなどを警護するために元特殊部隊出身などを集めて生まれたグローバル・レスポンス・スタッフ(Global Response Staff)のメンバーが米領事館の米国人の救出を試みるお話し。
このGRSのメンバーはレンジャー部隊(U.S.Army)・海兵隊員(U.S.M.C)・NAVY SEALsの混合部隊で、CIAの指揮官にdisられながらも体を張って大使救出に向かいます。日本では劇場非公開のビデオスルー作品。

◆良い点/注目ポイント
・実話映画はなのですがマイケル・ベイ監督作品の為ひたすら銃撃シーンです。内容が難しくないので誰でも理解できます。迫力は『プライベート・ライアン』のノルマンディ上陸作戦より少し地味です。
・ジャングルの行軍よりこのような市街戦の方が退屈しない、リビアの民兵が敵味方わからないのも緊張感が増す。

◆改善点
・DVDのパッケージがSF物に見える。
・この混乱はリビアでCIAのケースオフィサーがエージェント(現地の民兵)をコントロールできていないのがそもそもの原因。
・ドローンの空爆や戦闘機のホバーリング機銃掃討なども見たかったけど、政治的に難しかったのですね。
・時間が144分もあるので3回寝落ちしました。

◆総括
・実話映画のお約束 エンドロールに本人登場。
派手な銃撃アクションの好きな方で、脚本にこだわらない方向きの映画です。