うめ

13時間 ベンガジの秘密の兵士のうめのレビュー・感想・評価

3.5
2012年、リビアのベンガジ。
様々な工作の為に、残ったアメリカ大使館。
そこには、公式の上では存在しないCIAもいた。
警備する兵士も6人しかいない。
そんな中に、訪れる大使。
動き始める武装集団。

実話だし、緊迫感もリアリティもあるけど…
ガチャガチャと画面が切り替わるのと、ヒゲも生えてるし同じような装備だからか誰が誰だかよく分からなくなってくる。
戦争になってしまえば一人の兵士で、個性なんかはないようなものなのかもしれませんが…
その割には、ちょいと残してきた家族のシーンもあったりして、描きたいのはどっちなんだろう?

たいした護衛もつけずに無防備に来る大使、上の命令がないから動けないCIAのチーフ。
横の連携が取れてない為に、振り回される現場の人間。
その辺はどこの国も一緒ですね。

そもそも、アメリカの人達は何の為に留まってるんだろう?
家族の為なら、アメリカの家族といた方がいいだろうし。
リビアの人の為って感じもしない。
国の混乱を抑えるどころか、逆に火種になってる感じもする。
他のアプローチの仕方はないのだろうか…

「戦闘の中断したときが一番辛い」
というようなこと兵士が言っていましたが…
一番、ズシンときたシーンでした。
うめ

うめ