おーつ

13時間 ベンガジの秘密の兵士のおーつのレビュー・感想・評価

4.3
あのマイケルベイが久々に金属生命体が登場せず、CG控えめで、しかも実録戦争映画を撮ったっていうのになんで劇場未公開なんだ!!『トランスフォーマー』は何でもかんでもCGに頼るのではなく、爆発などは実写にこだわるところが魅力なんですよ。これこそ『バッドボーイズ』の時からぶれない「火薬量絶対主義」のマイケルベイだからこそ成せる技。
そのマイケルベイによる戦争映画ですよ?もう一度言いましょう。なんで劇場未公開なんだ!!

今作は実話なので、
誰が味方のリビア人なのかわからないため撃つのをためらう。
むやみに連射しない。
兵士も鼓膜を気にする。
それに加えて『トランスフォーマー』ではみれなかった、
口径が大きい弾で撃たれたら体が粉々になったり、一部がもげたりするというゴア描写。

そしてこの映画は実話ベースではあるのですが、特別重たい空気にするのではなく反戦色も薄めなため見やすい作りになっています。
一言で言えば、やっぱりマイケルベイはマイケルベイだったということです。
一応、最初の30分は人間ドラマがあるのですが子供がいる云々を最低限描いたらあとは筋トレ!!男たちのアホみたいな会話!!という『トランスフォーマー』に出てくる軍隊と何一つ変わらないのも面白いです。

時間も140分あってもそんなに長くはなかったですね。
敵が2.3回にわけて攻めてくるためテンポは良かったです。

と、いうわけで日本では映画館でこの映画を観た人はいないと思うので年末TSUTAYAにはもってこいの作品でした!
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