ごんてぃー

13時間 ベンガジの秘密の兵士のごんてぃーのレビュー・感想・評価

4.5
以前からレビューしたかった一本。
バッド・ボーイズやトランスフォーマー(一作目を除く)が偏差値15くらいのマイケル・ベイが撮った映画なら、コイツは奇跡の偏差値50超えを果たしたマイケル・ベイが撮った映画。ピーター・バーグ監督作品ってなにも知らずに聞かされたら信じてしまいそう。

こういう実話に基づく映画大好きマンなので、まずそこで評価が上がってしまいますが本作は本当に出来がいいです。
原作のノンフィクション書籍(未邦訳)を綿密に分析して作りこんでるのだと思いますが、普段のベイ大将のあの頭の悪さが良くも悪くも感じられません。と思いきや、140分程度の長編で、半分くらい火薬、弾薬、爆発、人体破壊、謎のカーチェイスが目白押しなので観るのはかなり骨が折れます。(個人的にはブラックホーク・ダウンのがしんどいですが)
しかし、なんだいつものマイケル・ベイじゃないか、とは言い切れないのが本作の不思議なところ。

軍装描写は抜かりなく、その手の界隈にもかなり評判は良いので、観て損はないでしょう。マイケル・ベイは正統派ミリタリーアクションもちゃんと撮れるじゃないか、と気づかせてくれる傑作です。
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