kazuki

ディストラクション・ベイビーズのkazukiのレビュー・感想・評価

4.2
例えばセッションではドラム叩いてるシーンが一番多い。
ボヘミアンラプソディーは歌歌ってるシーンが一番多い。
なるべく映すことでその映画を印象付ける。

それがディストラクションベイビーズは、人を殴ってるシーンだ。

柳楽優弥はとにかくヤバいやつで、この"ヤバいやつ感"がとんでもない。
道歩いてる人をブン殴る。
別に喧嘩がむちゃくちゃ強いわけじゃないので負ける。でも負けても追いかけてブン殴る。
男子高校生もブン殴る。ブン殴った上でチャリもパクる。
小松菜奈が万引きでGメンに捕まってる横で商品食ってる。
何考えてるのか全くわからない。セリフもほぼない。

小松菜奈もヤバい。目の演技が凄まじいねこの人は。人殺してるのは小松菜奈だけ。

菅田将暉もヤバい。映画でやっちゃいけないことかなりする。
女を殴る。女を狙って殴る。
無抵抗の小松菜奈を殴った上におっぱいも揉む。

柳楽優弥はかなりダサい身なり。当然菅田将暉はかなりカッコ良いんだけど、女しか狙わないのでかなりダサい。本当にクズ。
なので恐ろしいことに柳楽優弥の暴力が格好良く見えてしまうんだ……。こんなにも恐ろしい対比はない。

そして性欲の北村匠海、こいつもかなりダサい。つーか性欲がダサい。暴力が格好良い。

とにかく映画全編を通して不快で、
とにかく柳楽優弥が格好良いのだ……。
柳楽優弥とそれを際立たせている他の出演者、その俳優魂に乾杯する映画。
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