ディストラクション・ベイビーズの作品情報・感想・評価・動画配信

ディストラクション・ベイビーズ2016年製作の映画)

上映日:2016年05月21日

製作国:

上映時間:108分

3.3

あらすじ

「ディストラクション・ベイビーズ」に投稿された感想・評価

柳楽優弥しかハマらないと思うこの主人公役。
柳楽優弥セリフ少なッッッ
ってなる。

僕は映画通でもなんでもないからアレだけど、こういう凶暴性の最高峰が北野武出演「血と骨」だと思っているのでどうしても下位互換になってしまうのかなと。
いや違うよ?映画通みたいなこと言ってるけど違うよ?あんな知識ひけらかしマンじゃないよ?勘違いしないで?「個人的には〜」で始まり薄っぺらいことしか言わない素人レビュアーじゃないよ?やめて?(このあと、全方面の映画レビュアーの方々から拳銃で打たれ死亡)
磔刑

磔刑の感想・評価

4.2
おススメ度なし
☆1つか迷いましたけど、これはいわゆる“人に勧めたら白い目で見られる”or“映画通ぶってると勘違いされる”作品だなと直感したので、☆ナシです。ストーリーもなければ主人公に動機もバックボーンもないし、物語のゴールも存在しない。とにかく目に付いた人にケンカ売ってボコボにするだけの胸糞悪い作品です。なので人に勧める理由がありません。しかし、なぜか最後まで見入ってしまうパワーを持ったエネルギッシュな怪作です。
<以下ネタバレあり>



見境なく暴力を振るう主人公の凶暴性一つだけで勝負した構成は見事だと思う。自分としては映画では感情移入と目的(ゴール)が何より重要だと思ってるが、それらがなくても面白い映画が作れることを証明してると思う。いや、まあ、面白いと表現するには多分に躊躇はするのだが、上記の要素が無くてもエネルギッシュな作品が作れる事を証明したと表現すべきか。

とにかく主人公の凶暴性。その『恐怖の報酬』のニトログリセリンのような危険性。その一点の緊張感だけで勝負してるのが潔い。意味もなく人を殴る。ケンカを吹っかける。そこにそれ以外の意味はない。目的も主義も主張も。相手も関係なければ、勝敗すらも戦いの中で無意味となる。
ケンカを仕掛けられた方も、最初は応戦してる中で戦いに意味を見出そうとする。勝つことがゴールだと考える。しかし、そうではない。先述の通り、主人公の行動にはそのような合理性。理解も意味も結果も存在しない。ただ暴力の化身でしかない。それに気がついた時には相手は深い絶望の底に沈んでいる。
それを終始俯瞰で見せられてる方は只々恐怖の感情しか湧かない。無意味な暴力。それが繰り返される緊張の連続。本当に無意味としか形容できないが、だからこそ目を釘付けにされるし、握った拳を緩める暇すらもない。

その主人公の純粋な暴力に少しの、ほんの少しの他愛ない悪意が加えられてからは、より一層物語は悪い方向に転がる。同じ暴力であっても、悪意があるかどうかでこれだけ受け取り方が違うかと思わされるし、そのコントラストも作品のいい味になってる。が、マジでこのパートは胸糞悪いのな🤢

まぁ、本当に意味のない作品だと思う。ストーリーや主義や主張、動機やゴールがなくても人を釘付けにでくるか否かに挑んだ野心的な作品だ。ただ、もし意味を見出すのなら反面教師にはなると思う。これを見て人を殴りたい、ケンカをしたいと思う奴はまずいない筈だ。暴力がいかに無意味かが無意味な内容から伝わるし、蹂躙される側の恐怖がダイレクトに伝わる。それに大きく貢献してるのは主人公の造形だ。主義も主張も目的もない空っぽの人間。だからこそ暴力の恐怖が際立ち、その行為が如何に無意味かを体現している。本当に意味のない行為の連続だし、作品に意味を見出すのは難しい。だが、その決死の覚悟の演出が暴力が如何に不毛であるかを知らしめている。


<意味はないとか言いながら考察します>
ラストの祭りのシーンが意味深。叔父の「神輿を担いどけば…」みたいな言葉も。叔父の言葉から察するに日常や過去の不平不満を祭りという無礼講が許される唯一の非日常に、己の不満をぶつけ、不満足な日常を耐え抜けろ。多くの人はそうしているし、そうするべきだと。

だが、主人公はそうしなかった。なぜならそれは自らの境遇や日常に甘んじて、受け入れる事に他ならないからだ。なら唯一無二の非現実の日常、“祭り事”を日常にすべく、一人でケンカという神輿を担ぐ。ウザったらしいのに北原を邪険にしなかったのは、彼が泰良の祭りに賛同してたからだ。
そして、最後に警官とケンカは現代の価値観の監視者との対立を表し、彼が打ち出す“祭りを日常に”という価値観を本気で基準にしようとする現れだと思う。彼がそこまで考えているかは謎だが、彼の神輿を担ぎ、祭りが熱狂を帯び、それが当たり前になる未来は現代からすれば恐怖でしかないが、そんな灰色の毎日を守るために1日だけの祭りに興じる滑稽さこそ恐怖だと言われてるような気がしてならない。

今作のネガティブな意見として、公然と喧嘩が行われているのに、警察が介入して来ないのはおかしいと意見を散見する。まぁ、平たく言えば今作のフィクションラインの都合ではあるが、それはただ単に作品を円滑に進めるためのご都合主義的なものでは決してない。先述の通り、泰良が起こす喧嘩は祭りだ。祭りが喧騒でわざわざ警察を呼ぶ人間がどこにいるだろうか。喧嘩する両人、喧嘩を傍観する観客、映画として鑑賞している我々も祭りの存在に合意した参加者だ。その中の誰かが警察などという横槍を入れる道理などあるはずもない。




あと褒めたいのは邦画ならではの無駄な長回しが生きてたこと。今作はある意味アクションがメイン。よりアクションを生き生きと映すのならカット割りが多い方が効果的なのは洋画が教えてくてる。しかし、今作は絵に描いたような邦画テンプレの長回し。普通だったらアクションが死にそうなものだが、そうではない。邦画特有のねちっこい長回しが暴力の臨場感、生々しさを際立たせている。さらに人物に寄らない少し雑で汚いフレーミングは路上の傍で、傍観してるような臨場感を覚える。ストーリーは停滞し、テーマは無(であろうとしてある)、キャラクターは空っぽだし、カメラは無感情、だが、その虚無の連続がただ一つ作品内で息づく暴力を輝かせていると直感させられた。

あと、柳楽優弥はいい役を貰いましたね。ボディーランゲージだけで全てを表現するのは役者冥利に尽きる。そして、やるべき事を全てやったなと感心する。

しかし、問題は菅田将暉よ。演技が悪いとかじゃなくて。おまえ…こんな役やっててええんか?
全然興味の範疇外の人間だったから、仮面ライダーで人気出たイケメン(と、もて囃される)俳優だと思ってたんだけど。こんなゲスい役しててええんか?女の子のファン引かへん?
えっ?そんなエグ目の役して俳優としての力量底上げしたいとか考えるストイックなタイプの役者やったんか…?し…知らんかった。これは失礼しました。色眼鏡で見てましたわ。
ただ…ゴメンよ。ゲスい役を引き受ける気概は高く買うけど、あんまり面白い役じゃないよね。なんか、表層的なゲスキャラで深みがなくて、演じるリスクに対して、その対価(役者としての評価の向上)が伴ってないなと。演技が悪いんじゃなくて、役がつまらなかったなと。うん…要するになんかイメージダウンしただけに思っちゃった。『灰色と青』って好きな曲やけど、これから聞く時、ナチュラルな感じに聞けそうにないわ…。なんの話や…これ…。
ex

exの感想・評価

3.4
ストーリー展開は特にないけど柳楽優弥と菅田将暉と小松菜奈と北村匠海が出てるならもうなんでもいい
みきの

みきのの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

セリフ少ない柳楽優弥さん。映画賞をたくさんもらっていたので、期待して見た。いってんなって。菅田将暉ってすげーな。エンディングの曲が良かったので調べて聞いている。
御肉

御肉の感想・評価

3.1
わからん。
小松菜奈は可愛かったしうまかったが、こういう映画で見たい人ではないかなぁ。
正直色々わからなかった、、、笑
役中で何がしたくて、この映画が何が訴えたくって作られたのか、ちょっと自分の理解の範疇では無理でした。
最低な行為ばかりで、何が生み出されたのかは不明ですが、今の有名になってきた俳優さんが結構でてきたことだけは理解できました。
niko

nikoの感想・評価

3.3
久しぶりに映画みました。

オープニングから歪んだギター音に眉間にシワを寄せる。今日これを選んで良かったのか?と軽く後悔しながら鑑賞。

出演は柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮、でんでん

豪華な俳優陣ながら、やはり目を見張るのは主演の柳楽優弥。荒々しくでも無垢で獣のよう。アクションシーンは本当に殴られてるんじゃないかと心配するほどリアルで、拳が当たる鈍い音やオーバーすぎない痛がり方にこっちが痛くなってくる。

菅田将暉は卑怯で小心者感が見ていてイラつく。強い奴に媚びて自分も大物気分。車のシーンはザマアwと思いつつ、獣のような柳楽優弥に惹かれてしまう気持ちもちょっとわかる。

観ていてヒメアノ〜ルの森田剛と同じような感じかなぁと思ったけど、子供っぽく純粋そうな瞳がセクシーで全然違ったw
底のない闇深な視線は森田剛の圧勝だったわ。


ラストシーン、地元の祭りと彼の姿にどのような違いを感じるのか。
まさにディストラクションベイビー。

精神的に安定している状態の大人が見るべき映画。
危うい未成年は感化されてしまうかも?
iomz

iomzの感想・評価

3.0
ひたすら暴力を発動させ続ける柳楽優弥を見る映像、ストーリーはない。何かポジティブな点を挙げるとしたらカメラワークかなあ。正直言って面白くはないが、クソ演出とかクソ本の映画よりは観てられる、かも。

人を選ぶというか、序盤の不協和音に嫌気が差したら鑑賞するのを辞めたほうがいい。菅田将暉がボロボロにされてドア殺されるところがスッキリポイント。
最後まで見終わった後に思ったのは、真利子監督が込めた映画の意味は何か。筋書を整理してあえた意味を見出すものなのか、感じたことを淡く理解すればいいものなのか。

描かれている男女はどれも、未成年前後の喧嘩っ早いあんちゃんや、憂さ晴らししたい兄ちゃん、万引き癖がある姉ちゃんたちで、自分勝手に振る舞う。ふとした衝動にとらわれたその発露として、非違行為に走っているのだろう。それが作品全体に滲み出ている狂気的な行動や暴力シーン、人の死じゃないか。

そう考えるとタイトルのディストラクション=破壊、発散をする若者たちという、単純で尖った感覚を持った世代を浮かび上がらせる作品に見えてくる。

エンドロールで単純なベース音に乗せた向井秀徳の声が映画を補完している。
目的が全然分からへん映画。
それでも何となく観てしまった。
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