かがみん

ディストラクション・ベイビーズのかがみんのレビュー・感想・評価

3.7
TAMA映画祭にて鑑賞。

なんというか歴史は繰り返されるという感じの締めくくりだったのではないでしょうか。
向井さんも言っていたけれど、人間の中にある欲望みたいなものが全面的に押し出されていて、そう言ったものはやはり社会的要因からもたらされている、そんな感じのイメージが含まれているのではないかと思いました。

一見、他人事のように人々は背けがちで、大変といいつつもそこにはたいして無関心。しかし、裕福な人々がいる一方で、演技していた人たちのように恵まれない人もいる、そんな人たちにスポットを当て欲望を全面的に押し出すことで、痛烈な社会批判を描き出していたのではないかと。

展開が読めて、暴力的とは言いつつも、なぜかしっくりくる、そんな良い映画でした。
かがみん

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