ハギマニア諸島

ヒトラーの忘れもののハギマニア諸島のレビュー・感想・評価

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
4.3
あぁ…辛かった…
月曜日からどえらい作品を観てしまいました…重いテーマであることは重々承知の上で鑑賞しましたがそれでも足りませんでした…

描かれる時代は、かの有名な1945年のドイツ降伏後。若きドイツ兵がデンマークに引き渡され、鬼軍曹の元でデンマーク海岸に埋められた地雷(ドイツ兵が戦争中埋めたもの)を手作業で撤去していくというお話。

辛いのがその若きドイツ兵が明らかに日本で言うところの小学生〜高校生の年齢であるというところ。
少し違えば爆発し即死か重傷を負う極限下で手を震わせながら作業する少年たちは観ていて本当に辛かった。
とあるシーンで作業ミスを起こし爆発に巻き込まれ手足を失ってしまった少年が「家に帰りたい!ママ!」と叫ぶ描写があるのだが、辛過ぎて悲し過ぎて涙が溢れてきました…

観ればわかるのですが鬼軍曹のエピソードが無ければ本当に救いのない極限の絶望映画です。
観るにはそれなりの覚悟が要りますが、
「今が如何に平和か」
「自らが如何に幸せか」
ということを痛いほど実感できます。

その点では素晴らしい反戦映画なのでしょうか。


それにしても辛い辛い100分間でした…
映画見て辛くて涙出たのいつぶりだろう………