ヒトラーの忘れものの作品情報・感想・評価

ヒトラーの忘れもの2015年製作の映画)

Land of Mine/Under Sandet

上映日:2016年12月17日

製作国:

上映時間:101分

4.1

あらすじ

終戦直後、デンマークの海岸沿いに埋められた無数の地雷の撤去作業に、敗残ドイツ軍の少年兵が動員される。憎きナチ兵ではあるが、戦闘を知らない無垢な少年たちを前に、指揮官の心情は揺れる。憎しみの中、人間に良心は存在するか? 残酷なサスペンスの中で展開する感動のドラマ。

「ヒトラーの忘れもの」に投稿された感想・評価

敗戦国のその後は日本でも同じ。
シベリアに渡って還らぬ人となった日本兵。

戦争がもたらす功罪など無く、罪しか残らない中での揺れ動く心。

その様子が見事に紡ぎ出されて一つの映画としてまとまった。

未来ある若人の葛藤も自由も、見守る厳愛も、死の側で行われていた。

何度も爆発する瞬間が怖かった。

戦争はやはり怖いと思う。
nIa

nIaの感想・評価

4.5
僕の知る限り最強最高の反戦映画 戦争をテーマに、これ以上の傑作を作ることはおそらくできないだろう
(もちろん、この作品がドキュメンタリーではないと完全に理解した上で)
涙なしには鑑賞できない
もみす

もみすの感想・評価

4.0
もう戦争は終わってるのに少年にあんな危険なことをさせるなんて。改めて平和な時代に生まれてよかったと思えた。
内容が内容だから、他の方が言ってるように邦題が少し軽く感じてしまった。
emuco

emucoの感想・評価

4.1
地雷の後始末をさせられてしまう少年兵たち。
国の命令に従っていただけのある意味少年たちも被害者なのに、、客観視すると少年兵たちに同情するのは容易だが、自分が実際に被害を受けたデンマーク人なら、農家の奥さんと同じように「いい気味」とか言い放つんだろうか、と考えた。
無垢な少年たちに向かって…

皆が皆、人を国のフィルターで見ずに「個」で捉えられる強い人でいられたら戦争なんてそもそもないのかもしれない。
Ray

Rayの感想・評価

3.6
ドイツの少年捕虜が地雷を撤去していたことを初めて知りました。
何よりも、デンマーク・ドイツが共作でこういう映画を撮れる事が意義深いと思います。色々と考えさせられました。
Matsuzoh

Matsuzohの感想・評価

4.5
ヒトラーがらみの映画多いよなあ・・・とスルーしてしまいそうなタイトルでしたが、これはまた全然違う切り口で見ごたえありました
ヒトラー本人は出てきませんし

「忘れもの」とは地雷のこと

ヒトラー亡き後、1945年のデンマーク
5年のドイツ占領から解放されたが、海岸に残された大量の地雷
除去に駆り出されたのは、帰国を切望しながら残されたドイツの少年兵達

除去のための訓練こそ一通り受けたものの、デンマーク国民からの憎悪が厳しく、繊細な作業が求められるにもかかわらず除去現場の環境は最悪・・・

・・・厳しく切ない話でしたが、脚本の妙ですね、引き込まれて感情は浮き沈みしました

憎悪から待遇は最悪で死と隣り合わせ。
けれども除去作業は完遂させねばならぬ
そんな現場のジレンマと、より冷淡な上層部との軋轢
そして少年たちの過酷な運命

ナチスドイツ憎しは分かるけど、少年にどこまで罪があるのか?
埋めた責任者たちこそが責任をもって除去に当たるべきところ、そうもいかないので手近にいた少年兵達で済ませたがゆえの悲劇

公式サイトの解説で分かったんですが、この時代でも本来「捕虜」にこんなことをさせるのは国際条約で禁止
けど、デンマークとドイツは交戦したわけではないので「捕虜」ではないからこんなことになってしまったとか

70年を経て掘り起こされたこの事実も歴史上の「忘れもの」だった、ということのようですね

最後に事態を動かした人物は、その後大丈夫なのか?と気になる幕切れでした

大好き!とはなりませんが、いろいろ気持ちは動き、考えさせられました
kwsk

kwskの感想・評価

4.0
今まで見てきた戦争映画ではどれもドイツ軍は悪、ナチスは悪という類のものしかなかった。しかし今作では敗戦後のドイツの少年兵が受ける理不尽が描かれていて新鮮かつ愕然とした。
まろん

まろんの感想・評価

3.8

戦争中にドイツ軍がデンマークの海岸に埋めた220万個の地雷……
それを除去をする元ドイツ軍の少年兵達とデンマーク軍の軍曹との話……

地雷除去のシーンは観ている方まで緊張感が伝わって来る悲しいハラハラ感!

戦後なのに終わってない戦争……

忘れもの?…そんな言葉では合わない気がする…そんな映画
uemi

uemiの感想・評価

4.3
見終えた後に、じわじわと見応えを感じる映画だ。戦争の後始末の一部分を切り取って、決して単純でないストーリー。
こんな悲劇の原因を残しちゃいけない。それをなんの罪もない少年たちに片付けさせるのも理にあわない。そしてこれまで、ずっと口を閉ざして、辛い過去を背負わされた人たちがデンマークにもいたのだ。単純な歴史のひとコマになってしまうことを、危惧してしまう。だからこれはとても大事な映画に思える。
ちょび

ちょびの感想・評価

4.0
敗戦国となったドイツから招集した子供たちを使い捨ての道具として地雷撤去に酷使する話。

淡々とした切り口だから目立たないけど、デンマークがドイツ人に行っていることはドイツ人がユダヤ人に行っていたことと大してかわんない。

戦争が人を変えてるんでもなきゃドイツだけが悪いんでもなく、残虐なのはヨーロッパ全体の資質だよねって解釈が一番しっくりくる。
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