ヒトラーの忘れものの作品情報・感想・評価・動画配信

「ヒトラーの忘れもの」に投稿された感想・評価

たくや

たくやの感想・評価

4.0
この作品はスゴい、観て良かった!
でも2度は観れないかな...
テーマがあまりにも重くて...😢


終戦後、ナチスがデンマークの海岸に設置した地雷(220万ほどある)を、ドイツの若き少年兵たちに撤去させた事実を描いた物語。


地雷撤去で常に死と隣り合わせの少年たち。
彼らを憎みながらも、彼らを指揮するデンマークの軍曹。
最初は少年たちに強くあたる軍曹だったが、次々と死んでいく少年たちを目の当たりにして考えが変わっていく...

戦争後の悲劇を描いた作品。
間違いなく名作です。

ぜひご覧ください!
内容も描き方もとても良い映画なのに、邦題の違和感が強すぎて憤りすら感じる。忘れものって少し可愛げのある言葉を選ぶ神経が理解できないし、だいたい忘れものじゃないし。land of mineから奇をてらってこの名前を付けたんだろうね。この邦題つけた奴この映画を見ていないだろうし見てても内容すらわかってない。
独軍捕虜の少年兵が戦後に地雷を除去したという歴史を知らなかったから少し驚いた。
maipop

maipopの感想・評価

4.0
こんなに苦しい映画久々に見た。
自分の国の犯した罪を拭うためとはいえ、どんな思いで従事したのか。地雷を埋めた罪の重さがずっしり。
daradara

daradaraの感想・評価

3.9
原題『Land of Mine』の秀逸さ。
わたしの国、地雷の国。

(比べ、邦題は…。商業臭ぷんぷんで下品なタイトル。ナチ映画であれば、集客が見込めるという魂胆が気に食わない。)

本作は敬愛する画家、Vilhelm Hammershøi《From a Farm, Resnæs》の家屋が出てくるということで鑑賞。

序盤のモンタージュがイマイチよく分からなかったが、物語が進むにつれ邪魔しないカメラワークが冴えていた。

海は死の世界、その境界である砂浜で地雷除去を強いられる。そんな詩的な場で束の間、ビーチサッカーをして遊び呆ける。
この構成は、北野武監督作『ソナチネ』に通じる部分だと思った。

美しさと恐怖が同居し、そこに緊張感が生まれる。
最初から最後まで緊張感が途切れやんし緩めた時には死
答えのない「なんで」がずっと頭を巡ってる
戦後の題材の映画は初めて見た。非常に過酷で悲しい。
歴史はいつも弱者が泣きを見ると痛感した。このようなことが二度とあってはいけない。
aoiiiide

aoiiiideの感想・評価

4.3
ほんとにこれをどう言葉にすればいいか分からない。
けどこういうことが本当にあったのだと思うと忘れられては行けないし1人でも多くの人が見るべきだと思いました。
haruka

harukaの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

戦争・戦後処理を描いた作品では傑作だと思う。

第二次世界大戦後、ドイツ軍がデンマークに埋めた何万もの地雷除去にあたったのは、デンマークに取り残されたドイツの少年兵だった。ナチスへの恐怖・憎悪はそのまま少年兵へ投げつけられた。軍曹からの暴力・罵倒は人権などありはしない。食料は分け与えてもらえない。本来なら熟練した技術が必要な作業に素人で、さらに食料も与えられずにのぞむ。あまりに美しい砂浜の風景描写とは裏腹に、砂浜に這いつくばり死と隣り合わせの極限状態が続き、14名いた少年兵は4名にまで。自ら地雷除去した砂浜を歩く「死の行進」は、少年兵たちをさらに追い込んだ。

軍曹が次第に、少年兵たちを祖国に帰そうと心を砕き、最後には軍の命令に背き少年兵を逃がすところに(人を人として接するという、あたりまえのようで、残念ながら特に戦争においてはあたりまえでないこと)希望が仄かに描かれたように思う。

砲弾が飛び交う戦場で大事な人や国を守るため命をなげうつ戦士を描き美談におさまる戦争映画、終戦とともに物語を終える戦争映画が多いなかで、このような映画から戦争を考えることは新たな視点を与えるのではないだろうか。

なにより、戦後70年を経てデンマーク人の監督がこの作品を作ったということに感動をした。日本は、他国にしてきたことを映画やドラマ、小説で描くことは限りなく少ないように思うが、そのことをきちんと知らないままでは、あの戦争を正確に理解することも、国際平和に向けて世界に呼びかけることも難しいだろうと感じた。

作品内容から的外れな邦題については、賛否のあるところであるが、商業的・キャッチーな邦題によってこの映画を見る人が増えればいいと思う。
アヤ

アヤの感想・評価

3.8
公開当時からずっと観たくて、なかなか観れずにいて、やっと。
ナチスに関する映画は沢山みてきたけど、この映画は戦後、大人の尻拭いを少年たちにさせる映画で、初めてみる描き方だった。
とにかく色んなことを考えさせられた。デンマーク側に立つとドイツが憎い。地雷の後処理をするのはもちろん自分たちではない、そう思うだろう。逆にドイツ側に立って考えると、大人たちが始めた戦争の後処理を子供たちにさせる、そんな残酷なことある?と思う。そういう繊細な部分だとか、戦争を経験していない私たちがいわゆる戦争映画では気づけないことに触れていた。その中で生まれる感情の微妙な揺れ動きや緊張感。
時折デンマークの綺麗な海と砂浜が映る。そこで地雷処理をする現実。私はもっと色んなことを知らなくちゃと思わされた。
そして的外れな邦題。どうにかならなかったのかな。原題は映画にあっていると思った。
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