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ジャンヌ・ダルクの南のレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダルク(1900年製作の映画)
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ものすごい数のジャンヌ・ダルク映画が現在までに作られているが、今作は史上2番目の例(※)

https://www.jeanne-darc.info/cinematography/

綺麗に着飾った人たちが一つの画面に密集し騒ぐスペクタクルが楽しい。

ボードリクール大尉との面会、
オルレアンのパレード、
シャルル7世の戴冠式、
コンピエーニュ攻防戦、

など、賑やかなシーンが目白押し。

当時の広告では「オルレアンの大パレードシーンでは500人近くが見える」と謳われたそうだ。

それだけ「沢山の人間」がアトラクションとして機能していたんだなと分かる。

楽器を奏でる天使たちに迎えられてジャンヌが昇天するシーンの神々しさも抜群だ。

冒頭、ジャンヌと子羊が同時に画面に収まることで「これから彼女は人々を先導して活躍するのだ」と観客に想像させ、シーンごとの意味的な連続性を演出しているのもポイント。

※史上初のジャンヌ・ダルク映画は1898年にGeorges Hatotが作った『Exécution de Jeanne d'Arc』。ジャンヌが火刑に処されるシーンを描いた数十秒の作品となっている
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