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バーニング・オーシャンのopokoのレビュー・感想・評価

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)
3.5
2024/01/08視聴、U-NEXT

マーク・ウォールバーグって、アクション物の出演多いし、わりとマッチョだなと思って出演作検索。

新しい作品の中で見放題で選んだ作品。最近の羽田空港の火災を思うと、この時期になんで観たのかと反省しつつ。

本作、実際に発生した石油掘削施設が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により爆発した事故をもとにしたもので、エンドロールでは実際の人々のその後と裁判での証言映像が流れていた。

今まで観た災害パニック映画は、災害が終息したところで映画も終わることが多いが、本作は終息後の様子で、おそらくPTSDのような症状であったり、家族の支えによって前向きになっていくところまで描いていたところは、新しい気付きだった。

また、被災した主人公や救助する人が主人公で、超人的な心身で事故に対処していくことが多いが、本作の主人公マイクはおそらく普通の人、ただ周りの人を気遣いながら、必死で逃げて助かったという描き方も、今までにない描き方だと思う。

描かれたストーリーがどこまで事実かわからないが、映画の中では爆発の
原因はスケジュールの遅れを理由に安全よりも利益を優先させた幹部が掘削再開を強行した為で、さらに濁流が押し寄せ施設が破壊が始まっても、会社に無断で助けを呼ぶなとか、救命ボート(?)には我先にと逃亡する幹部や一部の部下たち。人災としかいいようのない事故。

エンドロールの映像で、主人公たちは海の仕事をやめているのは、事故の怖さが最大の原因であろうが、会社(幹部)への失望、この会社では危険ということも一因だと感じた。
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