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レディ・プレイヤー1のMRのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

WE LOVE POPCULTURE を体現するかの如くスピルバーグのオタク趣味が爆発したエンタメ作品。多種多様なキャラクターが入り乱れる世界観はVRゲームならではの楽しさとワクワク感があったし、各界からのカメオ出演が多過ぎて終始ウォーリーを探せ状態で大変だった。

アキラとかガンダムとかメカゴジラのメイドインジャパンも良かったけど、やはり個人的に特筆すべきはシャイニングと市民ケーンでしょうか。特にシャイニングではホテルの内装、間取り、演出に至るまで凄まじいほどのキューブリック愛を感じる作り込み。さすがにニコルソンはいなかったけど、A.I.の事を思い出して少しジーンときた。

過去の映画オマージュやアニメキャラクターの共演にはワクワクしたし、巨匠スピルバーグだからこそ実現した作品なのかもしれないけど、ストーリー自体には全然面白味を感じなかったというのが本当のところ。冒頭にヴァンヘイレンがかかったのは関係ないだろうけど、実際に少年ジャンプのヒーロー漫画を地で行く展開だったし、全てが上手くいきすぎる主人公に感情移入出来るはずもなく観終わってしまった。

二度三度と観ればまた違った発見がある作品ではあると思うので、忘れた頃に映画アニメゲームマニアと一緒に観てみようと思う。


メモ
デロリアン、インターセプター、AKIRA、ガンダム、キングコング、市民ケーン、チャイルドプレイ、シャイニング、メカゴジラ、ストリートファイター、チェストバスター、スポーン、ハローキティ、アイアンジャイアント、T-REX、ターミネーター2、スターウォーズ、ロボコップ、バットマン、スーパーマン、トランスフォーマー
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