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レディ・プレイヤー1のSTKNのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

自分でハードルを上げすぎたのか、オアシスのVRガジェット関係の細かいディティールのなどの突っ込みどころ満載に目がいってしまい、それらがノイズとなり結果としてイマイチでした。

冒頭説明される360度ウォーキングマシン的なヤツのコレジャナイ感。。
VR世界や技術がより高度なモノになっていったらこうゆう事じゃないでしょ。。
映画終盤、オアシス住人全員が参戦する大合戦のシーンでVRゴーグルをつけながら街中を走り回る現実世界の人達、、うーん。。
参戦してるオアシスの住人は現実世界では街中や家の中で走り回ってるってこと?
高級な全身スーツに身を包むとVR世界でのダメージをより正確に受けてしまうなら、映画冒頭の安いグローブのみで戦えばいいのでは?
など、”レディプレイヤー1”は未来のVRゲームの話なのに、VRゲームとしてのオアシスの世界観や関連機器の設定がお粗末すぎるように感じました。
現実世界とリンクしている演出のためにそういった設定は必要だったかもしれませんが、私としてはスティーブンスピルバーグが想像する”VR技術やVRガジェットの未来像”といったものを映画内で観たかったです。

ストーリーとしては、ラスボスがゲームに理解や愛がない無能な経営者という設定はよかったんですが、今回の”レディプレイヤー1”のように仮想現実と実在する現在が交差するこの手の映画でよく見た”やっぱ仮想現実より現実世界の仲間や愛がサイコーだぜ!”という落とし所にも残念でした。今までのその手の映画とは違うVRや仮想空間への別の解答をスピルバーグに期待したとこがあったのかもしれません。まあスピルバーグなんで王道行くとは思ったんですが。

ただスピルバーグ映画でシャイニングが観れるっていう状況には興奮しました。ホテル内のショットの画角とかオリジナルそのままでクラクラしました。
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