ディー

レディ・プレイヤー1のディーのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.5
最高のエンターテイメント映画だった。

「楽しむこと」を描いた映画で7、80年代のポップカルチャーを全面に出している割にはネットを通して仮想現実が現実のモノになろうとしている現代を描いている。
でも、根本のメッセージは現実とゲームは乖離されなくてはならないものであるということであり、「リアル」の大切さ。
もちろん、現実には無い世界を追体験し、擬似的に感じる事が出来るというのは素晴らしい事ではあるし「楽しい」。
しかし、時間が流れ、風や街の喧騒、匂いや色を感じる事、そして恋をして人を愛する事の出来る現実こそが、我々の生きる場所なのだと教えてくれる様な気がした。


中学の時によく聞いたJUMP/van halen が流れた時点で気分は最高潮だった。
他にも小ネタ満載で、AKIRAバイク、デロリアン、シャイニング、ガンダム!
会話の中にもtake on me とか色々色々あって楽しかった。
追い切れた人はいるのだろうか。

生まれてもいない時代だけど、夢があって楽しい時代だったんだろうなぁ〜と勝手にしみじみ。
でもやっぱり現実パートの最後のほうが一番面白かった。
仲間って大切だよね。
ディー

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