ヨヨ

レディ・プレイヤー1のヨヨのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは箇条書きでうだうだべらべら脈絡なく書くべき映画だと思ったのでそうします

・最序盤、HMD装着で始まるオアシス紹介シーケンスがすごい。目に映る風景がダイナミックにギュンギュン移り変わって仮想世界の奥へ奥へ進んでいく、文字通り没入感のある映像。これHMDで観たいよな〜
・MOD製作者が仲間にいるおかげで、あのアバターやこのアバターもこうして丹精込めて非公式MODで作られたのかなとしみじみできる。僕なんかは全然誰が誰だかわからないし、多分ハリデー(あるいはスピルバーグ)も知らなかったり趣味じゃないのも含めた大量のキャラたちが動いている、そんなあらゆるシーンで、いちいち誰かの愛情を感じてしまう。オアシスはかつてハリデーの作品だったけど、もうとっくの昔にプレイヤーたちのものなのだ!(ピープルvsジョージルーカスを思い出す)
・デロリアンのPART2避け(タイヤを横にするやつ)、最高
・オタクvsビジネスマンみたいなありがちな構図かと思ったら敵が土壇場でメカゴジラ召喚してお前もフレンズやんけと笑うんだけど、原作準拠じゃない特注モデル(らしい)なのが性格出てるねってことなのかな。最後「撃たない」様子がわざわざ映されるあたり、社長もまた単なるビジネスマンとして描かれたわけではない
・ゼメキスボム(時を戻すやつ)、撃たれた側からはどういうふうに映るんだろう? 廃課金アイテムが強すぎるのよくないと思います!
・エッグの鍵を探す謎解きの道筋はあまりに個人的なもので、ハリデーマニア以外にとってエキサイティングとはいえない。これらの試練を通過した者が来た道を振り返ってみても、あの時ダンス誘ってたらうまくいってたのにナ〜みたいな自意識エピソードくらいしかない。世界で初めてゲームに仕込まれたイースターエッグは「製作者の名前」だったという言及もあるしまあそういうものかという気もするが、それにしたってハリデーやハリデーの好きな作品について熟知してるかどうかで勝負がほぼ決まってしまうのは。第一試練、何も起こらずスーッとそのままゴールしちゃってびっくりした。
イースターエッグと銘打ってはいるが、これは単なる遊び心の隠し要素ではなく最大級の報酬つきメインコンテンツなのだから、一部の人を除いた多くのプレイヤーにとってみるからに退屈なのはどうよと思う。オアシスが「(単純な娯楽のための)ゲームではなくなってしまった」ことを嘆いた人の遺作とは思えない
・死亡ペナルティがデータ全消去ってハリデーやっぱり最初からまともにゲーム作る気なかったんじゃ
・ハリデー(とスピルバーグ)はゲームじゃなくて映画のオタクだし、そもそもこれは映画であって、第一第二試練とも映画アトラクションとして超楽しかったのはもちろんだ。でも第三は全部社長のおかげだかんな
・主人公は叔母の死をサクッと乗り越える(というかほとんど無視する)。この映画に「叔母の死」は必要だが「叔母の死を悼む」は別にいらないのだとスピルバーグに言われたら我々はハ〜そっスねと言うしかない。このへん同時期にやったアベンジャーズ・インフィニティウォーと対照的。素晴らしいテンポの代償にその手の深みはゼロ!最高
・そういえばポータルから出てくる社長ちょっとサノスぽかったです。ヨッ社長
・パスワードを紙に書いて手元に置いてるの笑いました、やっぱり社長はチャーミング
・ニンジャズ ドント ハグ
・礼儀正しく義理堅い日本男児のプレイする鎧兜の三船敏郎風サムライアバターが日本語で決め台詞言いながらガンダムに搭乗する場面、あまりにあまりで爆笑
・結末納得いかね〜楽しかったしいいか
ヨヨ

ヨヨ