ぬきぬきぬっきー

レディ・プレイヤー1のぬきぬきぬっきーのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず世界観が最高。今のヘッドマウントディスプレイから派生する没入体験型3Dメディアの「こうなったら楽しい」が詰まった技術設定になっていたと思う。

あくまでも物理的な没入感を高めていった方向性で、触覚フィードバックや、全方向ランニングマシンなど、脳を介さない外界からの力入力でどこまでVR場での人間の体験を現実に近づけられるかって方向性。

作中で次々に出てくるSF作品へのオマージュは純粋にあれやん!って子供が知ってるものを発見した気持ちで楽しめました。日本の作品も多かったので嬉しい、


ストーリーの大筋は、ハンターハンターのグリードアイランド編といえば大体合ってると思う。
純粋にゲームとして楽しむ主人公サイドと、ガチ攻略班を組んでなんでもありなIOIサイド。
エンディングが近づくにつれて、主人公以外がゲームクリアを待ち望む姿勢に変わっていくところなんか、特にグリードアイランド編を思い出した。

また、最後にハリボーが言っていた、現実だけが本当のリアリティを見せてくれるというのは、すでに訪れかけている、ゲーム、特にこれからVRなどで没入が高まっていく物に対して、また同様にネットで繋がる世界に対しての、一つの接し方の作者の結論だと思う。
僕はゲームは人並みくらいなのでそうだなって思うけど、ゲームが日常の全てになっている人はこの映画を見てどう返答するのかは少し気になった。

少し思ったけど、アメリカらしい3Dモデルってやっぱりデザイン的にどうしても好きになれないというか、もう少し日本的に寄せたレディプレイヤーワン的な世界観の見てみたい。