ゴニョ

素晴らしきかな、人生のゴニョのネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

豪華なキャストに惹かれて鑑賞。
完璧なハッピーエンドにしなかったところは意外だった。
「死」のブリジット(ヘレン・ミレン)が素敵。ロイヤルブルーの服がめちゃくちゃ似合ってた。
審議会?にてハワード(ウィル・スミス)がやっと口をきいてくれて、それぞれの事情を知っているよという話はハワードの愛を感じて泣けた。

但し、所々ちょっと無理矢理感があったように思う。
多くの人のストーリーも含むため、説明セリフが溢れる。
と思えば、逆に説明が省られてよく分からない箇所もあった。

なぜ「愛」のエイミー(キーラ・ナイトレイ)はハワードらの会社にいたの?たまたま?
ホイットに話しかけられた後はすぐ帰っちゃうし。
なぜハワードとマデリンは元夫婦なのに初対面のような会話をしていたの?
ハワードがショックからの一時的な記憶障害になっていて、マデリンが合わせてあげてたのかしら?…いやでも無理あるだろw
ホイット(エドワード・ノートン)も理由は何にせよ社内不倫している時点で共感できなかったし、ハワードには大好きな友人として立ち直らせたい!と思いつつ、虚偽の画策はエグい。
ちゃんと同僚3人がハワードと話せるようになって、虚偽報告をせず、会社も売却しなくていいように立ち直らせるストーリーのほうが気持ちいい気がする。
と素人ながら思ったけど、よくあるストーリーで安っぽくなっちゃうのかな。

でも映画全体の雰囲気は好きだし、心に残るセリフはかなりあった。
社交辞令や同情から言ったのではなく、経験則からの言葉だからこそ胸に染み入る。

“君のリアルを押しつけるのは止めて、母親のリアルに合わせろ”

“赤ん坊を見ていたら愛を感じなくなってた 僕が愛になっていたんだ”

“見逃さないで 幸せのオマケがあるから”
ゴニョ

ゴニョ