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素晴らしきかな、人生のhのレビュー・感想・評価

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)
4.5
さぁ、"なぜ"を考えよう。
それらは、死と時間と愛だ。
頑なに口にしなかった娘の名前を口にしたとき、全てのなぜが繋がる。

愛するの人の死を乗り越えて前を向くストーリー、ありがちなんだけれど私はほんとこの手の話に弱い(大好き)。
信念として持っていた、概念でしかなかった死と時間と愛。そんな抽象的なモノに物申したくて手紙なんて書いちゃったくらいにして。それらが具現化されて目の前に現れたとき、彼は自分の感情を吐き出して1歩前に進む。そして前に進んだ彼の言葉によって、彼の同僚もまた死と時間と愛と向き合っていく。
主軸がある上で進んで行くサイドストーリー、しっかり回収される伏線。綺麗な脚本で、ストレートじゃない言い回しが心に響くセリフ。さぁ貴方にとっての死と時間と愛とは?と、概念が投げかけてくる。
"幸せのオマケ"を見逃さず生きられるだろうか。
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