ヤスマサ

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのヤスマサのレビュー・感想・評価

3.6
1995年製作の「ジュマンジ」の続編。
奇妙なビデオゲームの世界に入り込んでしまった高校生たちのアドベンチャー・アクション。
前作で川に投げ捨てられたボードゲーム「ジュマンジ」は、再び人の手に渡ると、ゲームの能力をビデオゲームのカセットへと姿を変え、またもゲームの世界へとプレイヤーを引きずり込む。

前作ではボードゲームで進んだ目の指示が現実になるというものだが、今作ではビデオゲームの中に入って、ロールプレイングするというもの。
駒となるアバターが、参加者たちと全く違うキャラクターだというところが面白い。
ゲームの進行を促す役や、同じ言葉しか話せないモブ、3回のライフが与えられてたりするのも、ビデオゲームならでは。
映画のテーマは自己を見出すこと。
序盤に校長が言った「自分が何者なのか…、問題はどう生きるか…、どんな人間になりたいか…」という言葉をを終盤でも繰り返している。
アバターとなったキャラクターが発する言葉だけに、メッセージが意味深く、凝った伝え方で感心してしまう。
エンターテイメント性が高く、何も考えず単純に楽しめる作品でもある。
ボードゲームからゲームソフトに力が移ったところをみると、「ジュマンジ」とはゲームそのものではなく、何かの「呪い」なのか、後悔を改める機会を与える神の御技なのかも…。
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