〝4人の高校生を吸い込んだゲーム（異世界） その名前は…〟
ジュマンジ、ウェルカムトゥジャングル！
キャッチコピーを読んだら、続けて映画タイトルを読み上げずにはいられない秀逸なキャッチコピー（笑）。
居残りで古びた教室の掃除を命じられた高校生男女4人は、レトロなテレビゲームを見つけて起動する。メニュー画面でキャラ選択を終えた途端、4人は選択したキャラの容姿で見知らぬジャングルに放り込まれ…というストーリー。
前作はゲームのプレイヤーが大人と子どもで親子の物語だったが、今回は全員ティーンで友情＋恋愛ものに。
てっきりコメディ色が強くなりすぎて、前作にあった良質なドラマがなくなっていると思っていたのだが…全然そんなことなかった。高校生たちの関係性の前向きな変化がしっかり描かれており、普通にいい話だった。
男キャラ3人（つまり女の子が1人混じっている）で立ちションするシーン、ルビーの誘惑シーンは下らなくも本作らしい楽しい展開だ。
今作の見どころはなんと言ってもドウェイン・ジョンソン演じるブレイブストーン博士だ。ガタイ良すぎなのにビビりまくるロック様とか新し過ぎる！随所に挿入されるキメ顔でいちいち鳴る効果音は、まさにゲームらしい笑いの取り方だった。
ジャック・ブラックが演じたメタボ気味の中年男＝リアルでは自意識過剰な美人女子高生ベサニーもかなりいいキャラで、本作の面白いシーンはだいたいコイツが絡んでいる。「私、目ヂカラある」
ゲームらしい設定がたくさん盛り込まれているので、終始楽しい気分で鑑賞することができた。
ボードゲーム→ゲームカセットと変化を遂げたジュマンジ…次回作があるとしたら、次はアプリだろうか…。
