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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのはのレビュー・感想・評価

3.6
あらすじ
学校での居残りさせられた四人が、室内で見つけたビデオゲームを起動したら、ゲームの世界に引き摺り込まれる。
見た目も性別も、選択したキャラのものとなり、クリア以外脱出方法がないゲームを強制される。

感想
ハラハラ出来て笑えて、登場人物が協力して困難を乗り越えるごとに、絆が深まる姿にグッと来たりして。
キャラクターが成長していく姿もかっこよく、それでいて、そのキャラに元々隠されていた良さだと納得出来る形で、とても巧み。
単体の娯楽作品としてみればとても面白かった。

しかし、「ジュマンジ」というタイトルがついちゃってるんですよねー。
作品としては文句ないし、それで評価を下げることはしないんだけど、「ジュマンジ」としての不満はかなり残る。

なんか、ゲームが優しくなってる気がするんですよね。
現実世界自体を容赦なく侵食してくる前作に比べて、プレイヤーをゲーム世界に引き込むだけ、という仕様変更も、「ジュマンジ」の忖度を感じて、なんでそこへたれちゃったのかと残念。
最近のコンシューマゲームは、とにかくプレイヤーがクリアできるよう難易度が低く、新設設計になりがちだが、ジュマンジもその流れに逆らえなかったのか。
難易度鬼畜ゲーの続編はやっぱり鬼畜ゲーじゃないと、ファンは納得しないと思う。

登場人物の設定も、前作のメインのキャラを考えるとインパクトがかなり落ちた。
勿論これは仕方ない部分なんだけど、前作はあのキャラがあのキャラだった、と知ったときの衝撃と絶望感がすごかったので。
飛行機乗りの設定にエッセンスは受け継がれてはいたんだけどねー。

ゲームの入り口が別の形状でも、取り込まれるのは同じ世界、てのは結構不気味で面白かったです。
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