地位、美しい妻、豪邸。何一つ不自由なく生きている主人公サイモン。
転勤で地元に帰ってくると高校時代の友人ゴードに再会。
親交を深めるも異様なまでに接近を図るゴードに不信感を覚え、、って話。
結論から言えば良作。
想像していた内容からは途中大きく外れたが、思いもよらない角度からのアプローチにまんまとやられた。
過剰なまでのゴードの行動からひしひしと伝わるメッセージ性の強さと、それに引けを取らないホラーとしての要素が完璧。
カット割りの上手さや、ゴードの恐ろしいながらもその上には確かにある悲しみの表情など本当に素晴らしい。
”三つ子の魂百まで”とは言ったものだけれど、生まれながらの性格はやはり表面上の取り繕いでは覆せないのだなぁ、と。
頻繁にでてくる”お返しに”と言う言葉通り、サイモンへのゴードからの本編を通じたラストの大きな”お返し”には恐怖を感じつつも謎の痛快感。
ホラーながらもメッセージ性の強い作品。どんでん返しとまではいかないが、かなり面白いラストですので是非。
P.S.エンドロール直前のシーンにユージュアルサスペクツを感じたのは自分だけでしょうか、、、笑
