MMM

セトウツミのMMMのレビュー・感想・評価

セトウツミ(2016年製作の映画)
4.0
「ブルーバードでアオハルに出会う。」

旅先で、魅力的な雰囲気漂うレトロな映画館を見つけ、映画大好きっ子としてはいてもたってもいられず突撃してきました!

その名も「別府ブルーバード劇場」。
別府市唯一の映画館だそうで、齢80後半の気さくな3代目館長さんが、ほとんど一人で切り盛りされているそう。

360°、見渡す限りの景色には、流れ染み込んできた数々の映画の足跡を感じました。
65年という月日を映画に捧げてきた空間は、シネコンとは比べものにならない、まさに映画の館というに相応しかったです。


さて、そんな素晴らしい映画館で、別府旅の締めくくりに素晴らしい思い出をくれたのは、偶然上映していた『セトウツミ』。
公開当初から気にかかっていた作品です。
いつの間にか終わってしまっていたので、嬉しい再会でした。

なーんてことない、ふつーのアオハルムービーなんですけどね。
人生ちゃーんと、おもろいことに起承転結、オチはついてくれてるんですよね。

そういうことを「うまいなぁ。」と観てる間に呟いちゃうくらいめっちゃ上手い切り返しの数々で堪能させてくれるのがこの映画。

特に、僕は女の子をメロッメロにする方法には、「間違いねえわ。」と心の中で頷いちゃいました♩
ことさら恋に関しては、アメとムチで相手を支配するか否かみたいな感じですもんね。

菅田将暉と池松壮亮好きじゃなかったけど、一気に好きになっちゃったなあ。

僕という人間は、
セト:ウツミ=2:8です。笑

いやあほんと、
青春って、つまんねーのに輝いてるなあ。
日常が愛しくなるよ。
MMM

MMM