2人が座ってる場所がいい。川べりの遊歩道へ降りる短い階段。視界が開けていて、道からはちょっとだけ死角になってて、くつろげる。
映像はしゃべる2人を正面からとらえる画が多いが、2人の目の前にはずっと小さな川がある。タラタラと穏やかに流れる川に向かって座り、タラタラと気の赴くまましゃべる。映画全体に、ささやかな幸せがある。
主題歌とともに、冒頭5カット、ディゾルブしながら流れる川のカットが良い。その平和な川の印象が最後まで持続し、物語を包みこんでいる。
内海の靴下。そんな真っ白なのはく高校生、今どきいるのかな。話の内容は第1話が1番見応えがあった。