ひげしゃちょー

マグニフィセント・セブンのひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
4.0
『七人の侍』と『荒野の七人』を原案とする西部劇。『荒野の七人』は観てないのでどのくらいオマージュしているのかはわからない。 『七人の侍』と比べると上映時間が短い分、仲間集めに時間を割いていないのでそこら辺がもったいない気がするが、黒人、ギャンブル好きのアイルランド人、南北戦争でPTSDを患った白人、クリスチャンでインディアン狩りをしていた白人、メキシコ人、アジア人、インディアンと多民族で結成されたチームは魅力的。なかでもファラディーは特に魅力的。 笑いのツボが米国人とは違うのであまり笑えなかったが決闘シーンはかっこいい。 『七人の侍』というよりも三池版『十三人の刺客』のような派手さがある。 ラストでなぜサムがボーグに戦いを挑むかも描いておりそこにハリウッドらしさみたいなものを感じた。 ボーグ役の俳優も良い味だしていてなかなか良かった。