カカ

マグニフィセント・セブンのカカのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
2.0
七人の侍に大満足してこちらを観るのを忘れてました笑
結論から言うと、このリメイクは…ちょっといただけなかったです。

デンゼル・ワシントンが主演なのはもちろん知ってたけど、西部劇で黒人がリーダー、以下白人の他にアジア系、メキシコ系、ネイティブ・アメリカンが一丸となって敵と戦う姿をいざ目の当たりにするとさすがに違和感があって、でもま〜フィクションだし、このご時世はポリコレに配慮しなければならない。
残念なのは配慮に終わってたってところかな〜。多様性が生かされてなかった気がしました。

前半結構な時間割いてるのに、何となく集まったって印象の7人。せっかく個性的な面々が揃ったのに(豪華キャストだし!)各キャラの背景やキャラ同士のつながりがあまり描かれていないので、観てて感情移入がしづらかった。

7人と町の住民との交流から生まれる友情とか恋愛みたいなのもなし。
銃を手にした勇ましい町の女性が登場したのも(この間観たスワロウの女優さんだと後から知った)ちょっとびっくりしたけどスゴく強かったので、これならいっそのこと彼女をリーダーにしても良かったかも??

悪者の親分の小物感…と敵の人数多すぎる笑。
ガトリング砲で見境なく撃ちまくってて町を破壊してるのが、やりすぎでなんか観ててシラケた(すっごく遠くから撃ってたけど、味方を撃っちゃわないのか?)

↓ネタバレ?あります↓



一番解せないのは、何故デンゼル・ワシントン演じるリーダーが悪者に個人的な積年の怨みがあったという設定にしたのか?
結局リーダーが自分の怨みを晴らすために仲間を集めた、ってことにならない?
いや〜、このアレンジの意図が全くもってわからん。
七人の侍も荒野の7人も「無私の心」が描かれていたのではないですか…違いますか…

終わって、うーん…ってなってるところにおなじみのテーマ曲が流れてきて、よりいっそうビミョーな気持ちになりました😅
カカ

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