ラストの撃ち合いは良い。
『七人の侍』のリメイクであるところの『荒野の七人』の、そのまたリメイク。
黒人がリーダーってのがどうも納得できません。
アジア人が仲間になったり、その上、意味もなくインディアンまで仲間になっちゃう。
いくらガンファイトが格好良くてもこうした時代背景を無視したような描き方どうなんだろう。
娯楽もんだからって、こういうのは、物語以前に興ざめしちゃうんじゃないかな。
こういうのをポリティカルコレクトネスっていうんだそうだけど、かえって逆効果じゃないかと思えます。
物語としても…、とにかく前半の仲間を集めるくだりが全然ダメ。
一人一人のメンバーの個性も動機も見えてきません。
退屈で退屈で苦痛でした。
ただし、ラストの撃ち合いはよかった。
『七人の侍』に勝るとも劣らない迫力でしたよ。
でも、全体に凄惨な雰囲気で、あの『荒野の七人』のテーマ音楽はあっていませんでした。
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